攻略の終盤になると大勢力との最終決戦になることが多い。
特にS5「夢幻の如く」の難易度上級は織田系統以外はほぼ確実に100城前後の豊臣が相手となる。
豊臣戦は
・威信が2000程度に達し、官位を最高位まで上げてもなお「圧倒」で自軍が-10%の能力補正を受ける
・石高増加の固有政策で兵数が多い
・中枢となる近畿地方が歴史イベントでの外交関係から内政に励み開戦前に完成する
・拡大が早いうえ嫌悪武将も少なく西国(東国)名将オールスターになる
・固有特性「人たらし」で全武将の忠誠が+2されており捕縛しても登用に応じにくい
と難易度が高い。
S5真田家(難易度上級)での豊臣戦を例に、終盤戦のコツについて記述する。
1595年5月、同盟が終了し3か月停戦開始時の状況。
「第一次上田合戦」を起こさず上杉を羽柴に従属させていないので越後が自領。
85年8月条件での発生は矢沢頼康を解雇して回避。
また、柴田時代に上杉が富山城を落としたため「小牧長久手の戦い」が起きなかった。
徳川が一部織田領を占領したため、尾張と美濃の一部も自領となっている。
真田が91城に対し豊臣は98城と城数はほぼ拮抗。
しかし最大兵力は37.5万対79万と倍以上。
武将数は徳川・上杉以東の全勢力を滅ぼした真田の方がかなり多い。
最終決戦は基本的に合戦用精鋭部隊で威風大を連発し城を大量に寝返らせていくことになる。
威風の効果として、範囲内の敵部隊は合戦に参加していなくても消滅(帰城)させることができる。
ただし消滅した部隊は帰城扱いなので兵数の回復は速い。
一方、威風の範囲外の敵部隊は消滅せず、その後の挙動は状況に応じて①全軍退却②進軍続行の2パターンに分かれる。
基本的に威風で目標の城が自勢力に寝返った場合、消滅しなかった敵部隊は「目標の城への攻撃部隊」に変わる。
これら「攻撃部隊」の基本的な挙動と条件について解説するが、例外の場合もわりとある。
なお、稀に威風の範囲内でも部隊が消滅しないことが起きるが基本的に不具合で、合戦をやり直すと消滅したりする。
威風の演出をスキップすると比較的発生しやすい。
①複数の城が寝返った結果、目標の城と敵勢力の隣接が断たれた場合、進軍不能となって全軍退却する。
②また、残存部隊では目標の城を攻略不可能と判断した場合も全軍退却する。
終盤の巨大勢力戦以外は基本的に合戦後の残存部隊は退却していく。
ただし、自勢力への攻撃部隊がない状態になるので、敵勢力が優勢な場合は間もなく改めて出陣されることが多い。
防ぐには先手を取って新たな城を攻撃目標にすれば良い。
威風発生後も目標の城と敵勢力が隣接し、かつ、残存部隊で目標城を攻略可能と判断した場合は進軍を続行する。
この場合、他の隣接城にも攻撃部隊を振り分け直し、多面攻撃してくることが多い。
多数の城に陥落不可能な小規模部隊を振り分けて嫌がらせの多面攻撃を仕掛けてきたりする。
ただし、すでに「攻撃部隊」が出陣済みなので基本的に追加部隊は出さない。
目標にされた全城への攻撃部隊を退けた時点で、敵勢力が優勢な場合は改めて出陣してくる。
・防衛部隊が集結するのを待てば威風の範囲内にほとんどの敵部隊が収まり消滅するため、進軍続行されにくくなる。
・威風で目標の城以外にどの城が寝返るのかを考え、威風後に敵勢力の隣接を断てる城を目標にする。
・合戦用部隊を目標の城に一旦留まらせた方が良い場合とすぐ他の城を目標にした方が良い場合があるので両方確認する。
豊臣は中枢となる近畿地方が早期に後方地域となるので内政に励む。
このため、開戦前には確実に城が完成しほとんどの城が10000以上の兵力になる。
こちらの領土拡大完了時点では兵力差が完全に絶望的なレベルなので、開戦前に内政期間が必須。
今回の例では1593年には領土拡大が完了し2年間を内政に費やしているが、それでも上記の兵力差。
・石高増加・商業投資を活用(石高や商業が1000以下だと荷駄詰所や米問屋が建設不可)。
・合戦用部隊の城は石高増加で強引に石高を上げていく。
・本拠軍団は城下方針「進軍」で建設。
・政策「裁量権委譲」をレベル2以上にすれば城下方針での建設速度が速くなる。
・本拠の城は政策と併せて最低でも腰兵糧200日、できれば250日は用意したい。
・官位は最高まで上げてもなお威信差が500以上あり「圧倒」のままなのであまり意味がない。
統治範囲外の後方地域ができているので、商業用軍団を結成しておくと金銭収入に余裕が出て政策を増やせる。
この攻略例では以下の軍団編制。
①本拠軍団 :新府城の統治範囲と前線の城
②商業軍団1:横手城を居城に東北ほぼ全域
③商業軍団2:小田城を居城に関東東部と東北南部
・軍団編入予定の城に政務70以上(補正込み)城主を配置し城下方針「内政」で商人町を建てていく。
・家老以上を配置する軍団本拠地の城は手動で商人町を建てる。
・本拠地の城が完成したら軍団を結成し、商人町が揃った城を順次軍団に編入していく。
・政務70以上の武将が足りない場合は商人町が揃ったら他の城へ配置換えしていく。
・政策「裁量権委譲」レベル2以上にすれば城下方針での建設速度が速くなる。
・方針は本拠軍団支援にしておけば開戦後「兵力支援」「兵糧支援」の具申で援護してくれる。
・制度改新
すでに最大レベルと思われる。
・小荷駄隊配備
最低でも4以上は必須。
長期遠征が攻略の最重要ポイントとなる。
・城郭普請
最低3、できれば最大まで。
城の耐久が高ければ高いほど逆襲されにくくなるし、耐久の回復も速くなる。
・母衣衆結成
3で本拠部隊の攻撃+10、5で+20となるので合戦への影響が大きめ。
・湯治療法
2以上にしておきたい。
威風で寝返った城の兵力活用が重要なので、回復速度が早いと便利。
・寺社寄進
・南蛮交易
威風以外にも城攻めをするので、1日でも早く城を落とせるようにしたい。
東日本の勢力では南蛮交易をほぼ発令できないのが辛いところ。
連続大合戦での威風連発が攻略の柱となる。
本拠を含む8~10城程度に合戦に連れて行きたい武将を厳選して配置する。
それ以外の城の部隊はほとんど出陣させない。
可能なかぎり鉄砲・騎馬レベルを高める。
攻勢・牢固・城乗もできるかぎり配置する。
できれば等級の高い家宝を授与して統率・武勇90以上にしておきたい。
徳川家康が配下にいるなら、郡の多い城に配置し親愛武将で固める。
浜松城で親愛7人だと固有特性の効果で素の防御が150近くなる。
戦闘能力の高い武将を詰め込んでおく。
威風で寝返った城の城主に配置する際、その城に近い位置にいれば赴任の移動日数が短くなる。
豊臣の東国(西国)攻略完了までに開戦し、二正面での戦争状態にしたい。
攻略完了すると名将たちがほぼ全員こちらの前線に配置されてしまい、合戦の難易度が大きく上がる。
基本的には兵数をできるかぎり増やした方が良いが、開戦時期はよく考えよう。
なお、東国だと徳川・北条連合は91年(寿命長寿で1601年)の氏直死去で婚姻同盟解消までは豊臣と互角に渡り合う。
西国だと島津は「九州攻め」が起きなかった場合は最後の数城で相当長期間頑張る。
どうしても難しい場合は98年(寿命長寿で1608年)の秀吉死去まで待つという方法もある。
関白を失って威信が-1500され、「人たらし」もなくなり全武将の忠誠が-2される。
停戦が終了する前に、合戦用部隊を遠い城から順次出陣開始しておく。
停戦終了してから順次出陣だと、豊臣の攻撃が開始されてしまうおそれがある。
事前に部隊をある程度集結させ停戦終了と同時に豊臣の城を目標にすれば迎撃最優先の思考となる。
城が密集している地域の城を目標とする。
尾張・近江・山城などは威風大を発生させると大量に寝返る。
威風は合戦をした郡から放射状に広がるので、合戦をする郡の選定もよく考える。
敵が部隊集結を始めたあとで目標を変更しない。
集結した部隊が解散してくれれば良いが、そのままこちらへの攻撃に移行されることがある。
「豊臣軍28万が進軍を開始しました。」
尾張の清須城近郊で1回戦。
自軍で出陣しているのは8部隊のみ。
真田昌幸 21700(新府城)
真田幸村 16970(小田原城)
水野勝成 11245(韮山城)
伊達成実 7260 (蒲原城)
本多忠勝 12775(駿府城)
徳川家康 9900 (浜松城)
伊達政宗 9685 (岡崎城)
井伊直政 7300 (那古野城)
上記の顔ぶれで騎馬・鉄砲レベルも高いなら、豊臣の兵数がどれだけ多くても蹂躙できる。
この後も連戦が続くので陣地や退き口の状況を見てできるだけ速く優勢勝ちを目指したい。
威風大で尾張・美濃・伊勢の一部の城が寝返るので、前線の城に詰め込んだ武将を城主配置。
威風の発生で1回戦の場所に向かっている近い敵部隊は撤退するが、後続部隊はまだまだある。
勝利後は合戦用部隊をそのまま次の目標とする城に向かわせる。
併せて減少した兵力程度の増援部隊も出撃させる。
そうすることで豊臣が逆襲よりも再度の迎撃を優先しやすくなる。
集結点指定をして増援部隊を待つことで迎撃部隊を釘付けにしつつ再度の威風大を発生させやすい。
大名部隊の腰兵糧は超重要なので、集結待ちの際は必ず大名部隊を城に待機させる。
金ヶ崎城を自領にすることで北陸方面への接続を断てるので、佐和山城を目標に威風大合戦。
後方の城の部隊が主力になっているので1回戦よりも難易度がかなり低い。
威風大で近江の城が寝返るので、戦闘能力の高い武将を城主配置。
分断された北陸方面の各城に出陣防止のため東北・関東・甲信の城から一斉攻撃。
威風の発生で2回戦の場所に向かっている近い敵部隊は撤退するが、後続部隊はまだまだある。
勝利後は合戦用部隊をさらに次の目標とする城に向かわせ、豊臣に迎撃を優先させる。
勝龍寺城を目標に威風大合戦。
秀吉が来るが連戦で城主配置が崩れているので部隊の質はそこまで高くない。
威風大で一気に10以上の城が寝返る。
クリア目標となる畿内の城も、大坂・花隈・岸和田以外は全て自領となる。
開戦から3か月、3回の威風大合戦でクリアまであと少し。
ここからは威風の活用が難しく、残り3城は普通に攻城戦で攻略することになる。
寝返った城には極力戦闘能力の高い武将を配置。
また、合戦用部隊も消耗が激しかったり腰兵糧が30日を切った部隊は退却させ、武将を再配置。
退却した城付近の城ならば即日~数日で着任してくれる。
合戦用部隊を分割して花隈城・岸和田城に進軍。
また、寝返った城からも部隊を出して大坂城を全方向から攻める。
大名は有岡城に待機する。
中国・四国から豊臣の増援が大坂・岸和田・花隈にわらわらと押し寄せてくる。
合戦は2郡隣まで対応できるので、有岡城に待機した大名をこまめに動かし、都度合戦で撃破しつつ城を攻める。
短距離の移動で3城全ての増援部隊に対し攻城部隊込みでの合戦に持ち込むことできるので、兵糧消費を抑えられる。
有岡城は各方面へのアクセス良好です。
また、後瀬山城や八上城などにも牽制用に後方の城から攻撃部隊を出しておけば増援部隊が分散してくれる。
開戦から半年、攻略完了。
なお、完全制覇を目指す場合は大坂城を無視して腰兵糧の続くかぎり威風を連発した方が良い。
大坂城の統治範囲内の城が減って行くにつれて豊臣家の金銭収入が激減していく。
赤字になって金銭が尽きると政策が全解除されるが、固有政策と制度改新を優先して再発令する。
このため大抵レベル5になっている小荷駄隊配備の月15000に収入には足りなくなり、小荷駄隊配備を再発令しなくなる。
そうなると腰兵糧が120日+荷駄詰所になるので増援が来る範囲が大きく狭まる。
このため、武将をきちんと配置し、主命で最前線の城を修復していけば逆襲は止まる。