PKより追加された要素。
勢力全体に影響する効果を与える役職。
自大名から1名、従属大名2家から各1名(大名の家宰特性が対象)、計3名を設定可能。
ほしい家宰特性を持つ大名が当主の小大名は滅ぼさずできるだけ従属させるほうが良い。
家宰特性の具体的内容については特性のページを参照。
どれもデメリットが非常に重たいため、基本的に使いづらい。
武将ごとにそれぞれ家宰特性が設定されている。
基本的に家宰と特性は「汎」「良」「優」の3種類があり、それぞれ武将ごとに固有でランクアップなどはない。
ランクごとにメリット・デメリット両方の効果が大きくなる。
一部武将は固有の家宰特性を持っており、全て優扱い(金色)でランクはない。
家宰に任命できるのは家老以上の身分の配下武将で、任命後に解任も可能。
ただし解任すると大名が代替わりするまで再任命不可。
任命すると基本的に即時に効果を発揮する。
ただし、腰兵糧増加、騎馬・鉄砲Lv増加などはすでに出陣中の部隊には適用されない。
逆に出陣中の部隊に適用されない効果は、出陣中に別の家宰に変更しても帰城までは影響を受けない。
デメリットが「領内行動の掌握速度減少」のものは、資金に余裕が出る中盤以降は使いやすい。
すでに城が育っているし、「領内諸策」の石高増強・商業発展で掌握の代用ができる。
本作では奉行政策でより効果の高い「農村掌握」(村掟)・「市掌握」(御用商人)という具申もある。
また、本拠で行える「郡開発」はそもそもこのデメリットの影響を受けない。
これらの活用で実質的にデメリットを無視して利用できる。
なお、収入減少系のデメリットは勢力全体の収入にかかる補正のため、こちらでは対応できない。
勢力が大きくなればなるほどデメリットがきつくなる。
一部の家宰特性については、一回限りの使い捨てという使い方ができる。
たとえば「資糧整備・優」だと腰兵糧が60日増加するかわりに兵糧収入が-50%となる。
設定し続けるとどんなに兵糧収入を増やしても凄まじい兵糧不足に悩まされ、結局ほぼ意味がなくなってしまう。
そこで、出陣直前に任命し、全部隊の出陣完了後にすぐ解任する。
解任しても出陣済みの部隊の腰兵糧には影響しないため、腰兵糧が+60日された状態で兵糧収入は元通りとなる。
部隊が帰城するまでは腰兵糧が+60日された状態で行動することができる。
同じように「鬼神兵法・優」も部隊の全能力が+15されるかわりに全武将の忠誠が-8という凄まじいデメリットがある。
こちらは即時適用されるため、どうしても勝ちたい合戦の直前に設定すれば、全部隊の能力が+15される。
合戦終了後に解任すれば、実質的にデメリットを受けない。
再任命不可という仕様になっているのはこの使い方の対策と思われる。
「騎馬教練」・「鉄砲教練」はそれぞれ騎馬と鉄砲レベルを上げるかわりにもう一つのレベルを下げる効果。
騎馬特化・鉄砲特化でプレイする場合は実質的にほぼデメリットがない。
桶狭間シナリオまでの武田家は武田信繁が「騎馬教練・優」を持つうえ家老で最初から家宰に任命できる。
また、桶狭間シナリオ以降の鈴木家は鈴木重兼が「鉄砲教練・優」を持つうえ家老で最初から家宰に任命できる。
武田家・鈴木家は固有政策も相俟ってより特化運用しやすくなっている。
ただし、どちらの家宰特性も所持武将数が少ないのが難点。
「重農主義」と「重商主義」の両者は、メリット・デメリットが正反対になっている。
このため、外様家宰を利用することで完全に両者を相殺することが可能。
本命となるのは、両者のレベルが共に優の場合であり、この場合のみ農村・市が共に+20される。
条件は厳しいが、家宰をノーリスクで使うことが可能な貴重な例である。