摘要

今作では他国の他に足利幕府、朝廷と親善を行うことが可能。 役職・官位を貰うことで威信が増加する。

外交コマンド

親善

1勢力あたり毎月金200を消費して親善し、信用を増加させる。
信用増加は月替わりごとで、月内のどのタイミングで開始しても増加量は変わらない。

信用増加量は担当武将の政務・特性「能弁」レベル・相手の外交姿勢・相手との威信差で変動する。
外交姿勢・威信差による変動量は下記の「外交姿勢」「威信」欄を参照。

外交姿勢が「普通」の場合の信用増加量の最低値は4で、姿勢が「不信」「敵視」の場合のみ3以下となる。
威信差による変動では4を下回ることはない。
最高値は威信「畏怖」の相手に政務100・能弁5で18程度。

威信が「拮抗」・外交姿勢が「普通」「友好」の場合の増加量は次のとおり。
概ね能弁1レベルごとに政務+10相当の扱いのようだ。

政務能弁Lv増加量(普通)政務能弁LV増加量(友好)
70047008
80048009
702570210
900590010
802580211
10005100011
704670412
803680312
903690313
904790414
10037100314
10058100516

なお、今川義元は固有特性「公家趣味」で相手の外交姿勢を無視して「友好」扱いで親善するので増加量が非常に高い。

信用が半減する場合

・親善を拒否
・同盟・従属・臣従勢力からの援軍要請を拒否

信用が0になってしまう場合

・対象勢力を攻撃する(城を目標に出陣・郡を目標に出陣し郡の制圧を開始)
・対象勢力から攻撃される(出陣・郡の奪還出陣で郡の制圧を開始される)
・対象勢力が同盟国の攻撃援軍要請に応じて自勢力に向けて出陣する(防衛援軍は対象外)
・難易度中級以上で複数勢力と同盟を締結する(威風で外交姿勢好転中の締結は対象外)
・外交関係を破棄する

同盟

信用が60以上ある勢力と交渉可能。
勢力と12か月間の同盟を結ぶ。6か月の短期同盟や24か月の長期同盟は出来ず、12か月固定。
残り2か月を切ると12か月延長できる。
同盟中は同盟相手が制圧している群を通過でき、同盟国が従属させている大名とは相互不可侵となる。
同盟国の同盟相手とは何の関係も発生しない。
同盟終了後は3か月の停戦となる。
停戦終了時にその勢力の支配下地域にいる部隊は消滅してしまうので注意。

難易度中級以上は複数勢力と同盟・婚姻を締結すると他勢力から警戒される。
外交姿勢が2段階悪化しそれまでに貯めていた信用も0になるため、基本的に3勢力以上と同盟を結ぶことは難しい。
ただし
・こつこつ1ずつ信用を貯める
・威風での外交姿勢好転中に親善して信用を貯める
・足利家は役職授与で強制的に姿勢を友好にできる
・今川義元は固有特性で外交姿勢を無視して親善できる
といった方法で3勢力以上と同盟することも可能。

婚姻

信用が100の同盟勢力と交渉可能。婚姻を結び、夫婦のどちらかが死亡するまで同盟が継続する。
婚姻させる姫が姫武将の場合、婚姻と同時に夫の所属勢力に移籍する。
勢力差が大きく開いた場合は従属コマンドで従属に切り替えることが可能。
破棄や従属への切り替えでは夫婦関係はそのままで離婚にはならないし姫武将も出戻りしない。

なお、婚姻した夫婦の一方を解雇した場合は離婚し、6か月の同盟に切り替わる。

従属

相手より国力が一定以上上回っており、同盟国がない隣接勢力に交渉が出来る。相手を従属国にする。
従属可能かは威信の差も考慮されるが、国力の方が影響が大きい。
今作では織田や武田といった有力大名も従属に応じ、関白に就任した豊臣も従属させられる(従属させると関白を返上する)。
一方で征夷大将軍の足利家は絶対に従属に応じない。
一門の仇や破棄・援軍拒否・離間計失敗などで相手大名から恨まれている場合は「従属を拒否しています」と出て応じない。
一時的な場合(外交絡み)と永続(一門の仇や明智と羽柴・柴田など特定の状況下)の場合がある。
また、対象勢力と交戦中の場合は交戦終了後2か月経過で従属交渉が可能になる。

自勢力は隣接していなくても従属勢力が隣接している場合でも従属可能。
新たな従属勢力が出来ると連鎖的に従属させる事が出来る。

従属可能かについて、選択したとき「威信や兵力が~」と出る場合は自勢力が拡大すれば従属させられる。
「まだまだ強大で~」と出る場合は、相手の勢力を削らない限り絶対に従属に応じない。
概ね13城程度で「まだまだ強大で~」となる。

なお、従属後一定期間(最低3年程度)経過で、特性「巧言」による特殊具申の「従属吸収」で従属先をまるごと吸収できる。
従属吸収についても織田信長や武田信玄であっても応じる。
城や郡の開発状況はそのままで、武将も全武将が加入するが身分は滅亡時と同じように低下する。
地味に吸収する勢力の金もそのまま入る。
吸収に関しては自勢力と隣接していないとできない。
巧言レベルが高いと吸収までの日数が短縮される。

従属先が一定の兵力(6万5000以上だと吸収できないと思われる)を有していたり12城以上に拡大すると従属吸収できないことがある。
どうしても吸収したい場合は3~4城以下まで削ってから従属させるのが無難。

例として、S1~3の三好家はAI制限により拡大しても最大12城なので全く戦争をしなくても従属に応じる。
しかし、フル開発の状態だと兵力を持ちすぎている(10万以上)ためか何年待っても吸収できなかったりする。

稀なケースだが自勢力と従属勢力の国力差が無くなると、従属が解消され12ヶ月の同盟に切り替わる。
臣従からの独立と同じくこちらが巨大勢力の場合を除き基本的には13城に到達すると解消される。

臣従

自勢力より強大な勢力に隣接している場合交渉可能。相手に従属し、守ってもらう。弱小プレイの肝。
こちらは自勢力に同盟勢力があっても可能(同盟は強制終了する)。
後述の防衛が使用放題になり格段に防衛しやすくなるが、臣従先としか親善、交渉出来なくなる。
過去作では臣従すると配下武将の忠誠が低下していたが今作では低下しない。
臣従先の同盟国や別の従属国とも相互不可侵(停戦と同じ)になる。
また、対象勢力と交戦中の場合は交戦終了後2か月経過で臣従可能になる。

自勢力が一定程度拡大すると自動的に臣従を解消して独立し、旧主家とは12か月の同盟に切り替わる。
ただし臣従先の同盟国との相互不可侵は即時解消ですぐに攻撃されることもあるため、独立時の状況には注意。
過去作に比べてかなり自動解消しにくくなっているので、臣従先以外への対応をどうするか考える事がより大事になっている。

どの程度で独立するかは自勢力と臣従先の勢力の城数・威信・石高(最大兵力)が影響する。
以下、独立時点の例を上げる。

自勢力威信城数最大兵力臣従先威信城数最大兵力独立
S1浦上13赤松3
S2安芸10013三好21513
S5真田15513北条49529
DL1姉小路5152348800織田66563168000
S5十河47034豊臣181563
S5宇喜多51553282570豊臣183066536095
S5真田89559290800織田1465133551000
DL2長宗我部118557豊臣2245149×

列挙していくと、基本的に13城で独立する。
相手が小勢力だろうが13城必要なわけで、かなりの時間が必要である。
さらに関白就任後の豊臣や本能寺直前の織田のような圧倒的な勢力に臣従している場合は必要な城数が多くなる
上記DL2長宗我部のように主家が圧倒的すぎると自勢力と主家のみの状況でも独立できないこともあり、こうなると破棄するしかなくなる。
なお、基本的に城が増えたタイミングで独立するが、威信・石高も要素であるため、官位就任時点や災害発生時点で独立することもある。

援軍

信用が40以上あり、出撃できる城がある同盟、婚姻、従属、臣従勢力が存在する場合交渉可能。
他国への攻撃に援軍(操作不可)を派遣してもらう。
援軍が攻略した郡・城と捕虜の扱いは自勢力のものとなる(自軍が一切参加しなくても良い)。
合戦を行った場合は同盟軍は自勢力扱いとなり操作可能。同盟軍の大名も指示に従ってくれる。
親善中の相手が要請してくる場合がある。
派遣最低兵数を指定されてそれに沿った出陣が設定されるが、手動で出陣部隊を替えたり、より多数の兵を派遣することも可能。
援軍を拒否したり派遣しなかったりすると不信となる。信用が上がりにくくなり、交渉を拒否される場合がある。
創造では同盟を結んでいない勢力に援軍要請が可能で自動的に停戦となっていたが、今作ではそのような仕様はない。
残り同盟期間が2か月を切っているときに要請に応じると同盟が2か月延長される。

なお、援軍は要請元の所属部隊という扱いになるため、援軍の侵攻先とは交戦状態にはならないし、信用もリセットされない。

防衛

臣従中・従属中・同盟中・婚姻中の勢力がある場合交渉可能で、防衛用の援軍(操作不可)を要請する。
信用を消費しないうえ、援軍部隊が壊滅するか相手が侵攻を断念するまで戦闘に参加してくれる。
複数に要請することも可能。
群雄繚乱の足利家などは周囲の小大名を大量に従属させていると5つ以上の大名家から派遣してもらえたりする。
同盟中や従属中の相手が攻撃を受けて要請してくる場合がある。
派遣最低兵数を指定されてそれに沿った出陣が設定されるが、手動で出陣部隊を替えたり、より多数の兵を派遣することも可能。
防衛を拒否すると不信となる。信用が上がりにくくなり、交渉を拒否される場合がある。
援軍と同じく派遣した部隊は要請元の所属という扱いになるので交戦状態にはならない。
残り同盟期間が2か月を切っているときに要請に応じると同盟が2か月延長される。

また、従属させている勢力が攻められている場合、他の従属させている勢力にその防衛を要請することも可能。
この場合は要請元が自勢力のためか操作不可の自勢力の部隊として扱われ,制圧した郡は自勢力になるし交戦状態になる。

仲介

信用が40以上で戦争相手より威信や規模が高い同盟勢力と交渉可能。
戦争中で仲介勢力より威信や規模が小さい相手を強制的に6か月間停戦させられる。
拒否権はなく、CPU勢力も自勢力相手には積極的に使用してくる。
侵攻先の同盟相手等の威信や規模が自勢力より大きいと頻繁に侵攻をストップさせられるため注意。
また、自勢力が仲介してくる大名家と同盟を結んでいる場合でも仲介されてしまうことにも注意が必要。
なお、CPU勢力同士の戦争では使用されない。

威信の影響は大きく、信長包囲網シナリオで足利家への依頼だと織田家相手でも30城程度までの時点なら仲介可能。
尾張統一シナリオの相馬家(無位無官)だと城数1の大崎家から伊達との停戦仲介をされてしまったりもする。

役職

足利幕府の信用が100になるか、自勢力が足利家の場合交渉可能。
金銭を消費し役職に任命され威信が増加する。
守護→評定人・引付頭人→御供衆→奉公衆・・と下位の役職から順番に昇格していく必要がある。
特定の役職に任命されるには決められた国、地方の全ての城の制圧が必要、鎌倉公方など一部就任不可の役職もある。
当然ながら足利幕府が滅亡すると利用できなくなる(就任している役職はそのまま)。
また、足利家と交戦した場合は一度同盟関係にならないと役職の任命を拒否される。

自勢力が足利家の時は他勢力に役職を任命する事で外交姿勢が改善する。信用は消費しない。
相手がすでに就いている役職より下位の役職に追加で任命することもできるので、足利家は外交し放題。
ただし外交姿勢を改善できない相手(義輝に対する上杉謙信など「友好」である場合など)や従属させている相手には実行できない。

破棄

対象勢力との外交関係を全て打ち切る。
当然相手から恨まれ外交姿勢が特殊な敵視状態となり一定期間(1年間)一切の親善・交渉を受け付けなくなる。
他の勢力からも裏切りを警戒され一定期間外交姿勢が悪化し、親善効率が大幅に下がる。
さらに一定期間(半年間)全ての配下武将の忠誠が5低下する。

なお、真田昌幸の固有特性「老獪」を所持している場合、上記悪影響が発生しない(信用は0になる)。
例えば臣従を破棄した直後に同じ相手に再度臣従することも可能。

外交姿勢

現在の姿勢信用増減倍率
友好▲▲200%
協調▲150%
普通▲▼100%
不信▼50%
敵視▼▼1%

標準となる外交姿勢は大名同士(家同士ではない)の相性で決まるほか、イベントで変わることもある。
相互親愛だと標準が友好(足利義輝と上杉謙信など)、相互嫌悪だと標準が敵視(毛利元就と大友宗麟など)になる。
また、敵視の中でも2段階ある模様(長篠シナリオの織田と本願寺は同盟でも不信、婚姻でようやく普通)

シナリオによって特定の大名家間で相性と無関係に友好(信頼している)や敵視(警戒している)が標準となっている場合もある。
特に「信頼している」の場合は史実でも後に同盟関係となる場合が多く、CPUから同盟締結を持ちかけられることもある。

難易度中級以上で複数の大名家と同盟を結んでいると警戒され、他の大半の大名家の外交姿勢が敵視になる。
この場合は同盟数が1以下になると本来の外交姿勢に戻る。
また、合戦での威風発生期間中は本来の外交姿勢に戻ったうえで威風による外交姿勢の好転効果が発生する。

外交姿勢改善理由

1段階改善
・従属・臣従する
・家宝贈物を行う(6等級以下)
・威風(小)が発生する
2段階改善
・同盟を結ぶ
・家宝贈物を行う(5等級以上)
・威風(中)が発生する
3段階改善
・婚姻同盟を結ぶ
・威風(大)が発生する
以下の行為を行うと友好になる
・役職に任命(足利家限定)

外交姿勢改悪理由

・親善・援軍を拒否する 
・破棄を行った(破棄相手以外の勢力)

以下の行為を行うと問答無用で敵視になる
・自軍部隊の目標をその勢力の城に設定する(郡は実際に侵入するまで対象外)
・難易度中級以上で複数の国と同盟を結んだ(従属は対象外)

以下の行為は一定期間(1年間ほど)嫌悪フラグが立ち敵視かつ親善も行えなくなる。
・破棄を行った(破棄相手)
具申「離間計」が失敗する

永続で敵視状態になり親善も行えなくなる
・一門武将を討ち取った、処刑した

威信

威信の差によって親善の際の信用増減補正や部隊能力の低下が発生する。
部隊能力の低下は威信の高い勢力が支配する郡の領域内でのみ適用される。

現在の姿勢威信の差信用増減補正攻撃力倍率
畏怖自勢力の威信が相手より500以上高い「友好」で増加量+2程度相手の部隊能力が10%低下
委縮自勢力の威信が相手より200以上高い相手の部隊能力が5%低下
弱気自勢力の威信が相手より50以上高い相手の部隊能力が2.5%低下
拮抗自勢力の威信が相手との差が50以内変化なし変化なし
強気自勢力の威信が相手より50以上低い自分の部隊能力が2.5%低下
優越自勢力の威信が相手より200以上低い自分の部隊能力が5%低下
圧倒自勢力の威信が相手より500以上低い「友好」で減少量-2程度自分の部隊能力が10%低下

朝廷

朝廷の信用を100にすると現在就任している官位より位階が1つ高い官位に任命され、威信が増加する。
信用増加量は担当城の政務・能弁レベルに加えて、朝廷の場合は担当城主が就任している官位に応じた増加補正もある。
任意の官位を選択することは出来ず、同位階の中で所持者がいない官位にランダムで任命される。
従一位まであがると使用できなくなるため、同位階の官位を増やすことはできない。
なお、CPU大名は官位がない場合の官位獲得しか行わず、イベント以外で上位の官位に上がることはない。

大名に官位がない場合は原則として朝廷コマンドを実行できない。
この場合は4月と10月の初めに公家が来訪し献金を求められ、4回応じると官位に任命される。
献金額は500だが、2000以上の金銭を保有していないと公家は来訪しない。
また、シナリオ開始後最初に4月or10月を迎えた際には公家は来ない可能性あり。
(S4で条件を満たした上で1570年10月を迎えた時に公家来訪せず)

任命されるのは原則として一番下の従六位下(威信+30)となる。
CPUもこの方法での官位獲得は行うので、下から官位が埋まっていき、同位階の官位がない場合は上の官位に任命される。
官位任命が遅めの場合だと二つ上の正六位下(威信+90)に任命されることもある。
群雄繚乱の低難易度だと四つ上の従五位下(威信+150)スタートになることも。

(以下、レアケース)
最初から官位を持っている大名で始め、官位を持っていない一門に隠居をすると官位分の威信がなくなるが、朝廷への交渉は可能。
この場合は最も低ランクの官位から順に任じられていく事になる。
また、この状態でも金500公家は来訪する。
この場合の公家は普通とは違う処理がされているようで、以下のような現象を確認している。
・公家に金を渡すと朝廷友好度が25上がる。
 友好度75以上で金500を渡すと最も低ランクの官位を渡され、友好度は0の状態に戻る。
・朝廷友好度を上げ、その月で官位を貰える状態で同時に公家が来訪。
 金500を渡すと公家が官位をくれて友好度が0になった後に朝廷友好度が上昇する。
 この状態だと、本来朝廷交渉には月300かかるが、朝廷の交渉係を解任しなければ月150で交渉出来る(バグ動作)。
・金渡しを断っても朝廷友好度は変化しない。
・朝廷交渉で官位を得ると公家は来訪しなくなる。

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