勢力図

1572年12月

三方ヶ原の戦い.jpg

シナリオ概要

パワーアップキット追加シナリオ。
シナリオ名通り「三方ヶ原の戦い」が起こる直前で武田信玄が西上作戦を開始している。
第二次信長包囲網の状況下で足利義昭の決起も間近。
情勢としては東北では大浦家が独立、畿内では浅井と六角が滅亡寸前、中国・四国では毛利元就が死去している。

勢力別攻略

上杉家

ゲーム的には、謙信公時代を正攻法でプレイ可能な最後の時期。
特性「義の将」があるため、関東管領の威信の高さを活かして従属主体のプレイが推奨される。
臣従した大名家が多いと、数年は臨戦状態を維持することもあり得るためである。
故に、能登の畠山は攻めずに従属させていく。

評定衆は、景勝の衆望勇武でも問題はないが、内政の遅れは織田相手に響いてくる可能性がある。
メリットは乏しいが、デメリットも乏しい新発田の資糧整備の方が無難かもしれない。
忘れてはならないのが、上杉憲政の「高家心得」と直江兼続の「官吏心得」であり、奉行候補となる両者は最優先で代官に任じ勲功を稼がせること。
憲政は能力的には厳しいので、文官武将を宛がって佐渡の開発を任じるのが安全策。
兼続は、高い政治を活かせる箕輪や七尾といった城下施設が多い有力城を任せよう。

初手は当然ながら武田攻めであり、開幕の威風・強で北信を一網打尽にする。
続いては、宇都宮・佐竹の同盟がある関東の北条も同様に攻める。
北条の弱体化に応じて、里見・佐竹が漁夫の利狙いで動く可能性が高いので、この一戦で関東の大きな動きはおおむね消える。
同盟期限が切れたら、同様に宇都宮・佐竹は従属させてしまうとよい。
佐竹が従属すれば、ほぼ確実に相馬も従属連鎖の対象になるので、外様家宰として厚遇したい。

東北の敵は、同盟網の中心である伊達家一本に絞ってよい。
伊達家さえ打倒してしまえば、後は残りの東北諸侯は従属連鎖で一気に平定出来る。

最後の大敵は織田・徳川になるが、後は順当に威風・強で城を削っていけばよい。
但し、この時点で謙信の寿命は早晩尽きてしまう可能性が高い。寿命:長寿や無しでプレイした方が無難であろう。
また、イベントで岐阜城から安土城に本拠を移転してからの方が攻略は円滑になるだろう。
美濃・尾張の諸城を威風で寝返らせた後、安土は迂回して、南北から畿内に雪崩れ込めるようになるからである。

武田家

ゲーム的に言えば西上作戦イベント後なのに岩村城をゲットできていない悲しい武田家
開始後すぐに信玄は寿命を迎えることになるが、北条家との同盟関係があり、背後をそれほど気にしなくてよい

まずは信玄が生きているうちに上杉家との合戦を行う。武田家でプレイするのであればほぼ初手はこれ一択だろう
また、木曽福島城を早めに防衛拠点に設定しておけば織田の攻勢は西と北が優先されるので、時間を稼ぐことができる

その後は上杉家にとどめを刺すなり徳川家に攻め込むなりすれば問題ない
徳川家を相手にすると織田から仲介が来るため、可能な限り威風合戦で領土を獲得していきたい
織田家に邪魔されるのが嫌な場合は適当なタイミングで威風合戦を行い、得られた城を返還して長期間の停戦を行えば良い
織田家が西に攻め始めたのを確認してから出撃すれば、相手をするのは2軍の部隊で済む

寿命が長寿・なし設定の場合にはとっとと隠居してしまえばゲームクリアまで信玄を使い続けることもできる

(速攻例・上級)
開始5か月後の73年5月に信玄が死去するが、それまでに織田・徳川と連戦することも可能。
チュートリアルで荷駄詰所と兵糧庫を建設しておき、本拠から信玄と真田昌幸の2部隊を出すと楽。
なお、上杉の初手はほぼ確実に畠山攻めなので妨害されない。

開幕出陣で木曽福島城を集結点に岩村城に向けて駿河以外から12部隊程度を出す。
73年1月の三方ヶ原の戦いで織田軍は一旦帰城するが、再度迎撃に出てきて2月後半あたりに12部隊が集まる。
特大戦場での威風強で岩村城・金山城・犬山城・那古野城が寝返り名所も2つ手に入る。

続いて信玄・昌幸の2部隊と駿河などの残留部隊で掛川城を目標にする。
三方ヶ原の戦いで二俣城が武田領のため信玄たちの部隊が問題なく移動でき、腰兵糧もぎりぎり足りる。
ちょうど8部隊で威風中を起こせ、掛川城西部で発生させると掛川城が寝返り浜松城も丸裸になる。

そのまま駿河などの残留部隊で浜松城攻撃中に5月を迎えて信玄が死去する。
勝頼と交替時点で20城となるうえ、駿河の部隊に山県昌景がいるため浜松城も簡単に落ちる。
織田・徳川の城が減ったうえ動揺もあるため、早期にかなりの優位を確保できる。

徳川家

(難易度カスタム(基本は超級だが災害なし・敵の掌握速度は普通で設定)・寿命長寿・討死なし)
開始一ヶ月でシナリオタイトルである三方ヶ原の戦いが発生し、PK追加武将の夏目さんは何もできずに消滅する。
二俣城も奪われるので事前に開幕で部隊を出撃させておこう(タイミングが遅いとイベントと同時に部隊が消滅することもある様子)
その少し後に信玄も亡くなる。
武田がかなり大きくはあるが徳川の強力な武将は言わずもがな。
織田とも強固な関係なのでそう難しい勢力ではない。
官位持ちで威信があるのに伴い初期資金は多めで、制度改新もすぐに取りに行けるのがGood。
初期の城主の顔ぶれは微妙だが、部将以上もそこそこいるので入れ替えるのにそう時間はかからない。

PK追加の鳥居忠吉はすぐ寿命(というか1572年5月没らしいので本来は死亡済)だが、寿命長寿にしていれば貴重な家老という事もありかなり役に立ってくれる。
家宰は商業を商人町に頼るスタイルなら顔グラ新調の石川数正が中々。
武田戦の途中あたりから使っていけるだろう。
奉行は序盤はよく使う政策の費用削減が主。
中盤以降に備え、織田伝持ちの徳姫の出世を急ぎたい。
今川伝の瀬名姫も悪くない。
徳川の固有政策は無印よりはマシになったもののあんまり強くないので格安のレベル1だけ取れば良いだろう。

戦略としては当面は武田相手になる。
威風中くらいの合戦を狙うなり、少数精鋭で敵を釣って撃破していくなりで削っていけば自ずと勝てる。
織田以外の同盟相手としては北条か上杉で筆者は北条にしたが、PKの北条は大幅に弱くなっているので結ばなくても平気かもしれない。
ちなみに長篠の戦いはイベント条件が緩く、阻止するにはイベント条件の武将を処断するか速攻で武田の城を2以下にする必要がある。
武田の名将をみすみす死なせるのは惜しいので何とか阻止したい。
相当急げば長篠までに武田の城を2以下にするのは可能だが難しい。
イベント条件の武将を1人捕らえて処断する(土屋昌続あたりが無難か)のが最も可能性は高いだろう。
最も、全体的に忠誠の高い武田の名将達が滅亡後に配下になるとは限らないし、彼等なしでも勝頼や昌幸だけでも十分ではあるが。

武田滅亡後は上杉・北条の同盟を結んでいない方を倒すか、織田へ向かうかの二択になるだろう。
元々忠誠が高い武将が多い上に忠誠上昇の名所・大樹寺まであるため婚姻破棄による忠誠の低下はそこまで気にする必要はない。
なお、PKは攻城戦の影響で織田の拡大が無印より遅い。
無印なら半年で終わるであろう浅井も3年程保ったりする。
圧倒的な速度とまでは行かないので、上杉や北条を倒す時間はある。
特に上杉は距離的に遠いのが難だが武将が強く、上杉伝が非常に強力なので見返りも大きい。

織田家

70年シナリオに続けて全国トップの武将数・兵力の織田家
外交面では浅井家・武田家と手切れ済みであり、開始後数か月で足利家とも同盟関係ではなくなる
それでも周辺勢力はこちらの兵力を警戒して出陣してくることはほぼないので、イベント関係をしっかりと確認しながら進めていけば問題はない

また、西上作戦後ではあるが岩村城は織田家所属、比叡山焼き討ち後ではあるが坂本城は足利家所属と所々不思議世界になっている

初手で伊賀上野城・小谷城・長島城を攻略するのは確定として余裕があれば武田家と合戦を行うのもいいだろう
飯田城南で威風大を発生させると上原城までの3城とおまけに二俣城が寝返り、武田家は完全におとなしくなる

その後は長篠の戦いを発生させないように武田家に攻め込んでもよいし、そのまま畿内を制圧してもよい
ただし、三木合戦イベントの条件は簡単に満たしてしまうので、それが嫌であれば荒木村重を追放してしまおう、竹中半兵衛を1579年までは使っていけるようになる

浅井家

滅亡直前の年代なので城は小谷1城のみ。
「まぁ織田に臣従すれば楽勝だろう」そう思って交渉画面を開くとそこには「裏切り者を恨んでいる」の文字が。
停戦もやっぱり不可。
小谷城で籠もるのは無理と見て移転しようにも候補は建部山城くらいで、どうせ織田はすぐにそこまでやってくる。
武将は量質共にまだ強いが、状況は絶望的としか言いようがない。
この状況を脱し、長政の望む天下を手中に収める事は出来るか?
ちなみに隠居しても織田は許してくれず、「裏切り者を恨んでいる」のままである。ただし、停戦は可能になるので、こだわりがなければ初手で亮親に家督を譲ると、いざというときの保険になるし、大名が混乱持ちの方が何かと動きやすい。

足利家

焼き討ちされた比叡山も国衆として健在、名前が変わった朽木谷城も支配下のままと少し不思議状態の足利家
開始時は周辺を同盟勢力で囲まれているが、イベントで早々に織田家と敵対する
放置したまま進めるのは危険なので、その対応をどうするか考えておく必要がある

(攻略例・超級・長寿・新武将なし・編集なし)
織田との手切れの前に勢力を拡大するのはほぼ不可能、六角を従属させおとなしくイベントまで灌漑水路でも立てながら時間を潰そう
織田といきなり戦う方向に進むので、高家の誉れ・小荷駄隊配備ぐらいは発令しておくと気持ち楽になるかもしれない

手切れイベントの前には全軍出陣しておこう、理由は後述
イベントが発生したら賀上野城経由で日野城へ迎撃部隊を利用して威風小、そのまま日野城を攻略
そのまま佐和山城へ進軍してこちらでも威風小、そのまま攻略する
観音寺城はたいていの場合秀吉が入っているので陥落させるのはかなり難しい

幸いなことに織田は停戦には応じてくれるので、日野城・佐和山城を攻略した時点で満足して観音寺城の領地+適当な家宝を贈呈して30か月の停戦を行おう
停戦中に浅井・鈴木・朝倉・波多野・赤井など付近の小勢力を吸収して勢力を蓄えよう
その際筒井は従属させておこう、信貴山城経由で織田と隣接するとそちらに従属してしまう場合がある

後は停戦終了後に再度織田に対して威風合戦を行い、そのまま攻めていっても良いし、いったん停戦して本願寺・三好あたりを吸収してから攻めていってもよい
織田を最後の1城まで追い詰めるとイベントが発生するので、威風や攻城戦を駆使してうまく進めていこう

(おまけ・威風中ができる場合)
このシナリオの初手で織田が六角に攻めかかる場合がある
その場合は先に出陣した部隊が甲賀・柘植間で部隊がうろうろして時間を稼ぐことで日野城の迎撃部隊・伊賀上野城への侵攻部隊を巻き込んで威風中を起こすことができ
下のようになる上に、佐和山城も攻略できる

足利1.jpg

この場合は三木合戦も発生しないが、十分な領土があるので織田と停戦しなくても進めていける

鈴木家

雑賀城1城・無官のいつもの鈴木家。
人材面は優秀な当主・佐大夫と息子の重兼・重秀兄弟ら一門に佐武・的場・岡ら雑賀党オールスターがおり、数年後にはこれまた頼れる孫の重朝が元服する。
一応本願寺と同盟しているが、そもそも隣接しておらず何の役にも立たないので実質無意味。
根来衆を使いたいところだが、根来衆は本願寺に従っているため、懐柔が終わるまでは使用不可であり、少ない兵数でカツカツの戦いを強いられることとなる。
当然国力は貧弱だが、得意の鉄砲を引っ提げて時代の荒波に逆らっていく。

(攻略例・上級・寿命史実・チュートリアルで米問屋建設・編集無し)
初手は河内畠山家の高屋城を攻める。これは佐太夫と重秀で分割出陣すれば、織田の援軍が来るまでに攻略可能。
高屋城を攻略したら織田に即臣従しよう。織田は河内畠山家に加え、筒井家を従属させてしまうので東に伸びれなくなるのは辛いが、背に腹は代えられない。

織田に臣従してしばらくすると、信長包囲網で同盟した三好と本願寺が合同で攻めてくる。国衆も未だに懐柔出来ていないため厳しい戦いにはなるが、鉄砲の力でギリギリ撃退出来る。
ここで三好を弱らせたら、三好が回復し切らないうちに岸和田城を頂く。三好が制度改新・弐を発令すると、手数の足りない現状での攻略は絶望的になってしまうため、防衛拠点化される前に落としてしまおう。
城さえ増やせれば三好に負ける要素は無いので、四国に討ち入って三好を滅ぼそう。
なお、松永・本願寺両家は織田の飛躍が速過ぎて間に合わないので諦めとなる。

その後はイベントで宇喜多直家が当主となった元浦上家(以後宇喜多家)の攻略に移る。イベントで乗っ取りしたばかりの宇喜多家は城主になれるのが弟の忠家しかいないため、城代ばかりのスカスカな領土を一気に攻略出来る。
また、宇喜多家のすぐ東の尼子家から山中鹿之介を得られるのも非常に大きい。
ただ毛利家と隣接してしまうと途端に攻勢を受けてしまうため、宇喜多家を攻城戦で滅ぼすまでは隣接しないように心掛けよう。

宇喜多家を攻城戦で滅ぼしたら(可能ならば降伏勧告で)、その足で毛利に攻めかかろう。
奇襲で備中高松城を落とし、神辺城へと進むと合戦範囲(広)ならば威風(中)を発動出来るくらいの部隊が集まるので、合戦をして神辺城と備中松山城を頂く。
運が良いと、三村家に仕えていた清水宗治が浪人しているので、威風で仕官してくれる。
その後は威風や攻城戦で順当に戦っていけば良いのだが、

島津家

先にお勧めされていた桶狭間シナリオと比べて
日新斎・貴久が死亡し武将数は4名減・威信は約200ダウン・領土と兵数は全く同じ
と武将のスペックから考えると少し残念な島津家

それでも周囲の状況も変わっていないので、やることは桶狭間シナリオと全く変わらない
むしろ毛利が北九州まで勢力を伸ばしており、早めに同盟を結んでおけば九州統一までは早くなるかもしれない

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