「制度改新・弐」を発令すると大名の居城・防衛拠点に設定されている城は攻城戦が発生するようになる。
攻城戦が可能な状態の城はいくら包囲しても陥落せず、威風でも寝返らない。
防衛拠点に設定すると城の兵数が出陣可能な兵力と防衛兵力に振り分けられる。
出陣可能な兵力は最低限(郡数*100+100、郡数6だと700)だけで、後は全て防衛兵力となる。
防衛兵力は兵糧が不要だが、城の兵糧上限が出陣可能兵力基準(郡数6だと1200)となるため、兵糧がどんどん減少する。
このため、防衛拠点に設定し時間が経過した後に設定を解除すると兵糧が大幅に不足してしまうので要注意。
なお、大名の居城は「制度改新・弐」の発令で常時防衛拠点扱いだが、これら制限は適用されない。
また、防衛拠点に設定すると本丸の準備が始まりおよそ50日前後で準備が完了する。
本丸の準備が完了した時点から攻城戦可能となるが、準備完了前に城に接触されると準備が完了しなくなる。
「攻城戦可能」状態の城は、郡を制圧されても掌握と集落施設が初期化されなくなる。
このため、撃退後に郡を奪還すれば元の状態となる。
ただし城主を出撃させると「攻城戦可能」状態でなくなるので掌握が解除されてしまう点は注意。
郡の奪還は城主以外の部隊にやらせよう。
防衛拠点に隣接する城を設定でき、その城の一部兵力(20%)を防衛拠点に派遣する。
派遣された兵力は防衛拠点の防衛兵力となるが、設定後すぐではなく徐々に増加していく。
当然ながら、設定すると支援拠点の最大兵力が一時的に減少する。
支援拠点は最大10城まで設定でき、隣接城を設定するとその隣接城も支援拠点に設定できる。
ただし、城主が任命されていない城は設定できない。
また、防衛拠点から一定範囲内の城(大坂城だと西は三木城、東は安土城まで)のみ。
・本丸に設備が建設されている(防衛拠点設定後一定時間経過)
・城主が出陣や配置換えで外出していない
・最大兵力の50%以上の兵力が城の中にいる
合戦と異なり、大名部隊がいなくても開始可能。
開始タイミングは攻城側が決定するため、プレイヤーが守城側の場合は開始を待つことになる。
CPUは包囲完了まで開始しないことが多いため、兵糧切れで開始前に退却することもある。
以下の4つのいずかの条件を満たせば勝利となる。
・「本丸」を破壊
・敵部隊をすべて撃破
・大名を討ち取る
・城主を降伏させる(降伏目標発生時のみ)
以下の3つのいずかの条件を満たせば勝利となる。
・敵の「総士気」を0にする
・敵部隊をすべて撃破
・大名を討ち取る
攻撃側の残り腰兵糧の量次第で攻城戦開始時点での総士気が変化する。
腰兵糧が少ないほど総士気が低い状態で始まる。
上記勝利目標のとおり、野戦と異なって青一色にしても勝利にはならない。
攻撃側にとっては「残り時間」の意味となる。
重要設備を破壊・敵部隊を壊滅させると総士気が上昇する。
時間経過で総士気は少しずつ自然現象していき、味方部隊壊滅でも低下する。
腰兵糧が残り僅かな状況だと開始時の総士気が少ないため、迅速な攻撃が必要となる。
城によっては迂回経路を活用すると楽になることもあるので、開始時の総士気はわりと重要。
なお、名所「鹿島神宮」を保有していると、開始時の総士気が保有側に有利に変動する。
Lv1の効果(小)でおよそ1割程度の効果がある。
城主の忠誠が低いと、開始時に降伏目標が提示されることがある。
条件を満たすことで城主が降伏し、攻城戦勝利となる。
降伏した城主は確実に登用可能だが、戦略マップ上での降伏と異なり直談は発生しない。
目標としては「主力武将を撃破せよ」が提示されることが多い。
また、付加条件として「総士気〇〇以上を保って・達成して」や「1部隊も撃破されずに」がつくことが多い。
合戦では各部隊に体力が設定されている(武将の顔の横にあるゲージ)。
部隊が被害を受けることで低下し、交戦・移動せずに待機状態だと徐々に回復する。
被害が大きいほど体力の減少が早くなり、挟撃を受けているとさらに減少が早くなる。
基本的に防御の高い部隊ほど体力の減少は遅い。
体力の回復速度は一定ではなく、待機し始めは少しずつ回復し時間が経過すると回復速度が上がる。
体力バーが71以上で緑色、70以下で黄色、30以下で赤色になる
体力が黄色で部隊の全能力が3割程度減少し、赤色だと全能力が20~30程度まで下がってしまう。
体力が赤色だと織田信長でも郡代と大差ない能力になってしまうので、体力を高く保つのは非常に重要。
交戦勢力間で威信差が一定以上ある場合、威信の高い勢力の支配する郡では威信の低い勢力の部隊能力が減少する。
割合と数値については威信を参照。
最大で能力が-10%減少するので高能力の部隊だとかなりの影響を受けることになる。
この減少補正は合戦にも影響があり、減少補正を受けている部隊は合戦中ずっと「その能力の部隊」として扱われる。
勝利すると相手勢力の規模(おそらく石高)に応じた威風が発生する。
ただし、防衛側が威風を発生させても相手勢力の郡や城の寝返りは起きない(城の郡を取り返すのみ)。
攻城戦に勝利し、城を陥落させると、2ヶ月分(60日とテロップに出る)の兵糧が籠城側から接収され、部隊の腰兵糧日数に反映される。
このため、兵糧の残りが少ない部隊は腰兵糧がかなり回復する。
全て有利な効果は味方対象、不利な効果は敵対象となる。
名前 | 耐久 | 発動種類 | 効果1 | 威力 | 効果2 | 威力 |
本丸 | 耐久次第 | - | - | - | - | - |
城門 | 耐久次第 | 常時 | 兵力減少 | - | - | - |
防柵 | 100 | - | - | - | - | - |
全て有利な効果は味方対象、不利な効果は敵対象となる。
名前 | 耐久 | 発動種類 | 効果1 | 威力 | 効果2 | 威力 |
櫓 | 280 | 常時 | 兵力減少 | - | - | - |
陣太鼓 | 240 | 常時 | 攻撃上昇 | 50 | - | - |
小荷駄詰所 | 240 | 常時 | 体力回復 | - | - | - |
陣幕 | 240 | 常時 | 防御上昇 | 30 | - | - |
鉄砲蔵 | 200 | 成長常時 | 鉄砲LV上昇 | - | - | - |
厩舎 | 200 | 成長常時 | 騎馬LV上昇 | - | - | - |
忍び陣所 | 240 | 手動 | 混乱付与 | - | 防御低下 | 50 |
陣城 | 360 | 常時 | 挟撃無効 | - | 防御上昇 | 30 |
砲台 | 240 | 手動 | 兵力減少 | 200 | - | - |
救護所 | 200 | 手動 | 兵力回復 | 200 | - | - |
石落とし櫓 | 360 | 手動 | 体力低下 | 50 | 兵力減少 | 50 |
材木庫 | 200 | 成長常時 | 設備耐久上昇 | - | - | - |
工作兵陣所 | 240 | 成長常時 | 防御低下 | 20 | 機動低下 | 30 |
井楼 | 360 | 成長常時 | 兵力減少 | - | - | - |
軍楽陣 | 200 | 手動 | 体力回復 | 70 | - | - |
(真田丸) |
接敵時に発動し敵兵力を一定数減らす。一定時間経過後再発動可能。
自部隊が騎馬と鉄砲が共にLV1以上の場合LVが高い方のみ発動し、LVが同じ場合は騎馬が発動する。
自部隊と敵部隊がお互いに騎馬,鉄砲を所持していた場合LVが高い方のみ発動し、LVが同じ場合は鉄砲を所持している部隊が攻撃出来る。
鉄砲のLVも同じだった場合は兵数が多い部隊が攻撃可能。
通常はLV9が最大。固有政策により武田家は騎馬、鈴木家は鉄砲の最大LVが12に拡大される。
レベル | ダメージ | 備考 |
1 | 75 | |
2 | 150 | |
3 | 225 | |
4 | 300 | |
5 | 750 | |
6 | 825 | |
7 | 900 | |
8 | 975 | |
9 | 1050 | |
10 | 1500 | 武田・鈴木のみ |
11 | 1575 | |
12 | 1650 | |
ダメージは兵数3000以上で上記数値 兵数3000未満だと兵数に応じてダメージが減少 |
全ての城でマップが異なるが、大きく分けると平城と山城の2種類。
「城門」は範囲内の敵の兵力減少効果(定期的に被害を受ける)があり、最後にして最大の砦となる。
城門の耐久値は城の耐久値に依存するため、あらかじめ「破壊」で城の耐久を下げておくと格段に攻略が楽になる。
ただし、知略95以上の武将が城主の場合はほぼ成功しないので、その場合は大兵力で押し潰すか可能なら攻城戦自体を回避したい。
「櫓」「井楼」などの兵力減少設備に武将が篭もっていると被害が非常に大きくなりやすい。
一部城では範囲が重なり合う場合もあり、その場合は甚大な被害を被る。
回避可能なルートがあるなら迂回することも検討しよう。
なお、CPUは基本的に城門に接近されると重要設備の防衛を放棄して城門の防衛に回る。
部隊不在の重要設備は比較的早期に破壊できる。
攻城戦は即日陥落させられ腰兵糧も補充されるなど勝利時のメリットは多いが、基本的に甚大な被害を被る。
特に大名の居城で兵数が減少していて攻城戦不可の場合は、攻城戦可能状態にもっていかないのも方法。
例えば最大兵数が8000の城で現在兵数が2500の場合、郡を制圧した結果最大兵数が5000未満になると攻城戦可能になる。
あえて最小限の郡の制圧に留めて通常の城攻めで攻略するのもひとつの選択肢。
相手勢力が2城以上の場合、防衛拠点以外を攻撃すると攻城戦可能状態でも増援部隊を出す(特に本拠)ことが多い。
増援部隊を撃破できれば動揺+兵力激減でしばらく攻城戦不可となる。
その隙をついて通常の城攻めで攻略するのも一つの方法。
攻城戦で城を陥落させた場合、「居城に敵の攻撃を許すとは」での忠誠-3補正が発生しない。
このため、攻城戦で滅亡させた場合、通常の城攻めで滅ぼした場合より滅亡時登用に失敗しやすくなるので要注意。
例として、関ヶ原シナリオの徳川を攻城戦で滅ぼすと実に28人失敗した。
一方、同じ条件で攻城戦を回避し通常の城攻めで滅ぼした場合は8人失敗だった。