PKより追加された要素。
勢力全体に影響する効果を与える役職。
身分が家老以上の家臣を任命出来る。
任命された家臣は忠誠が5増加する。
自大名から1名、従属大名2家から各1名(大名の家宰特性が対象)、計3名を設定可能。
ほしい家宰特性を持つ大名が当主の小大名は滅ぼさずできるだけ従属させるほうが良い。
ただし外様家宰に設定した大名家は従属吸収の対象外となるため注意。
武将ごとにそれぞれ家宰特性が設定されている。
基本的に家宰と特性は「凡」「良」「優」の3種類があり、それぞれ武将ごとに固有でランクアップなどはない。
ランクごとにメリット・デメリット両方の効果が大きくなる。
一部武将は固有の家宰特性を持っており、全て優扱い(金色)でランクはない。
どれもデメリットが非常に重たいため、使い方に工夫が必要。
家宰に任命できるのは家老以上の身分の配下武将で、任命後に解任も可能。
ただし解任すると大名が代替わりするまで再任命不可。
任命すると基本的に即時に効果を発揮する。
ただし、腰兵糧増加、騎馬・鉄砲Lv増加などはすでに出陣中の部隊には適用されない。
逆に出陣中の部隊に適用されない効果は、出陣中に別の家宰に変更しても帰城までは影響を受けない。
同じ効果の家宰特性を複数設定しても効果は重ねて発揮される。
例えば腰兵糧+60日の家宰特性を3つ設定すると腰兵糧+180日となる。
デメリットの方も重ねて発揮される。
ただし収入など0が下限の項目は-100%を超えてもマイナスになったりはしない。
名称 | 利点 | 凡 | 良 | 優 | 欠点 | 凡 | 良 | 優 | 所持武将 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一意専心 | 調略成功率上昇 | - | - | 20% | 調略実行期間延長 | - | - | 100% | 小早川隆景 | |
騎馬鉄強化 | 竜騎兵所持で騎馬鉄砲攻撃強化 | - | - | 100% | 竜騎兵無しで騎馬鉄砲攻撃弱化 | - | - | 30% | 片倉小十郎 | 「昇り竜」も対象 |
強攻戦略 | 強攻時のダメージ増加 | - | - | 100% | 包囲時の耐久ダメージ減少 | - | - | 50% | 竹中半兵衛 | 耐久・城兵両方に対してダメージ2倍 |
堅城普請 | 城の耐久上限増加 | - | - | 50% | 金銭収入減少 | - | - | 20% | 加藤清正 藤堂高虎 | |
超過使役 | 獲得経験値増加 | - | - | 300% | 能力合計200未満で忠誠減少 | - | - | 3 | 本多正信 | |
粉骨使役 | 最大労力増加 | - | - | 3 | 忠誠減少 | - | - | 2 | 石田三成 | |
包囲戦略 | 包囲時の耐久ダメージ増加 | - | - | 100% | 強攻時のダメージ減少 | - | - | 50% | 黒田官兵衛 |
名称 | 利点 | 凡 | 良 | 優 | 欠点 | 凡 | 良 | 優 | 優所持者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
宴席交流 | 登用、武将探索成功率上昇 | 15% | 30% | 50% | 金銭収入減少 | 5% | 10% | 15% | 荒木村重、織田有楽、千利休 細川幽斎、三好実休 | - |
臥薪嘗胆 | 腰兵糧日数増加 | 10 | 20 | 40 | 部隊の能力減少 | 5 | 10 | 15 | 鬼庭左月斎、神森出雲、沼田祐光 | - |
騎手先鋭 | 騎馬LV増加 | 1 | 2 | 4 | 最大兵力減少 | 10% | 15% | 30% | 小笠原貞慶、柿崎景家 戸沢盛安、長尾為景 | - |
鬼神兵法 | 部隊の能力上昇 | 3 | 7 | 15 | 忠誠減少 | 1 | 4 | 8 | 赤井直正、井伊直政、島津豊久 細川忠興、本庄繁長、森長可 龍造寺隆信 | - |
帰農主義 | 兵糧収入増加 | 10% | 20% | 30% | 最大兵力減少 | 10% | 20% | 25% | 池田盛周、内田実久、土居清良 豊臣秀吉 | - |
騎馬教練 | 騎馬LV増加 | 1 | 2 | 3 | 鉄砲LV減少 | 1 | 3 | 5 | 小笠原長時、相馬盛胤、武田信繁 | - |
騎馬補給 | 騎馬LV増加 | 1 | 3 | 5 | 金銭収入減少 | 10% | 20% | 40% | 北信愛、南部晴政、納富信景 | - |
騎兵強化 | 騎馬特性所持で騎馬攻撃強化 | 25% | 50% | 100% | 騎馬特性無しで騎馬攻撃弱化 | 30% | 60% | 95% | 円城寺信胤、小笠原信定、飯富虎昌 武田信玄、山県昌景 | 「昇り竜」「騎馬大将」 「竜騎兵」も対象 |
口米追徴 | 兵糧収入増加 | 10% | 20% | 30% | 忠誠減少 | 1 | 2 | 3 | 一条兼定、西園寺公広、少弐冬尚 畠山昭高、畠山義綱 | - |
蔵米売却 | 金銭収入増加 | 10% | 20% | 30% | 兵糧収入減少 | 20% | 30% | 50% | 小西行長、塩屋秋貞 鈴木元信、安井道頓 | 凡所持者なし |
軍役増強 | 最大兵力増加 | 10% | 12% | 15% | 金銭収入減少 | 18% | 20% | 25% | 明石全登、朝倉宗滴、足利義輝 大石智久、藤林正保 | - |
交易主義 | 金銭収入増加 | 10% | 15% | 30% | 領内行動の集落掌握速度減少 | 20% | 30% | 50% | 大内義隆、蠣崎季広 宗義調、支倉常長 | - |
地方検地 | 災害被害回避率上昇 | 25% | 50% | 100% | 領内行動の集落掌握速度減少 | 10% | 20% | 40% | 足立重信、北楯利長、成富茂安 増田長盛 | - |
銃手先鋭 | 鉄砲LV増加 | 1 | 2 | 4 | 最大兵力減少 | 10% | 15% | 30% | 佐々成政、真田信之、島津家久 鈴木重朝、伊達政宗、津田算長 | - |
重商主義 | 市の商業上昇 | 25 | 50 | 100 | 農村の石高減少 | 10 | 20 | 30 | 尼子晴久、臼杵鑑速、亀井秀綱 後藤賢豊、相良晴広、篠原長房 丹羽長秀、深水長智、三好義興 | - |
重農主義 | 農村の石高上昇 | 10 | 20 | 50 | 市の商業減少 | 25 | 50 | 80 | 安藤良整、石川数正、金上盛備 谷忠澄、長宗我部元親、徳川秀忠 福原貞俊、北条氏康、山内一豊 | - |
衆望勇武 | 部隊の能力上昇 | 3 | 5 | 12 | 領内行動の集落掌握速度減少 | 15% | 30% | 60% | 上杉謙信、吉川元春、真田幸村 島津義弘、立花道雪、立花宗茂 本多忠勝、真壁氏幹、山中鹿之介 | - |
商役普請 | 災害被害回避率上昇 | 25% | 50% | 100% | 市の商業減少 | 10 | 20 | 40 | 肝付兼続、栗山善助、河野通宣 | - |
常備兵訓練 | 最大兵力増加 | 5% | 10% | 20% | 領内行動の集落掌握速度減少 | 15% | 30% | 60% | 磯野員昌、太田資正、柴田勝家 鍋島直茂、北条綱成、正木時茂 | - |
城塁固守 | 城の耐久上限上昇 | 25% | 50% | 100% | 腰兵糧日数減少 | 15% | 30% | 50% | 岡部元信、里見義弘、志村光安 高橋紹運、長野業正、成田甲斐 村上義清 | - |
資糧整備 | 腰兵糧日数増加 | 15 | 30 | 60 | 兵糧収入減少 | 15% | 30% | 50% | 宇佐美定満、大内義興、田村隆顕 豊臣秀長、直江兼続、長束正家 浪岡具運、浪岡具永 | - |
人海戦術 | 最大兵力増加 | 10% | 15% | 25% | 部隊の能力減少 | 5 | 7 | 12 | 朝倉景鏡、今川義元、上杉朝定 上杉憲政、河副久盛、七里頼周 太原雪斎、内藤興盛 | - |
人材重用 | 忠誠上昇 | 1 | 2 | 3 | 兵糧収入減少 | 15% | 30% | 50% | 櫛橋光、土居宗珊、山内千代 | - |
深謀遠慮 | 調略成功率上昇 | 5% | 10% | 15% | 金銭収入減少 | 15% | 25% | 35% | 尼子経久、大谷吉継、真田昌幸 真田幸隆、北条早雲、毛利元就 | - |
成果加俸 | 能力合計200以上で忠誠上昇 | 1 | 2 | 3 | 能力合計200未満で忠誠減少 | 1 | 2 | 2 | 高坂昌信、陶晴賢、堀秀政 松永久通 | - |
大層報労 | 忠誠上昇 | 1 | 2 | 3 | 消費労力増加 | 1 | 2 | 2 | 児玉就忠、北条幻庵、益田元祥 | - |
鉄砲教練 | 鉄砲LV増加 | 1 | 2 | 3 | 騎馬LV減少 | 1 | 3 | 5 | 鈴木重兼、滝川一益、種子島時尭 吉岡妙林 | - |
鉄砲兵強化 | 鉄砲特性所持で鉄砲攻撃強化 | 25% | 50% | 100% | 鉄砲特性無しで鉄砲攻撃弱化 | 30% | 60% | 95% | 稲富祐秀、下間頼廉、鈴木佐大夫 鈴木重秀、本願寺顕如 | 「昇り竜」「遠当て」 「竜騎兵」も対象 |
鉄砲補給 | 鉄砲LV増加 | 1 | 3 | 5 | 金銭収入減少 | 10% | 20% | 40% | 明智光秀、織田信長、願証寺証恵 島津忠恒、島津義久、最上義光 | - |
内治重視 | 領内行動の集落掌握速度上昇 | 15% | 30% | 60% | 最大兵力減少 | 10% | 20% | 30% | 梅津政景、狩野秀治、川村重吉 南光坊天海、松平信綱、村井貞勝 毛利隆元 | - |
人足賦役 | 最大労力増加 | 1 | 2 | 3 | 最大兵力減少 | 15% | 25% | 35% | 池田輝政、成瀬正成、蜂須賀小六 松倉右近 | - |
年功加俸 | 仕官3年以上で忠誠上昇 | 1 | 3 | 5 | 仕官3年未満で忠誠減少 | 1 | 1 | 1 | 朝倉義景、足利義晴、榊原康政 相良武任、志道広良、徳川家康 鳥居元忠、三淵晴員、吉岡長増 六角義賢 | - |
農産拡張 | 兵糧収入増加 | 10% | 20% | 30% | 災害被害回避率低下 | 50% | 100% | 200% | 浅野長政、長船貞親、鬼庭綱元 堀直政、前田利長、森好之 | - |
早兵糧 | 部隊の能力上昇 | 3 | 5 | 9 | 腰兵糧日数減少 | 15 | 30 | 45 | 可児才蔵、北畠具教、九鬼嘉隆 小島弥太郎、後藤又兵衛、長宗我部盛親 福島正則、前田利家、水野勝成 | - |
武断主義 | 領内行動の集落掌握速度上昇 | 10% | 25% | 40% | 忠誠減少 | 1 | 2 | 2 | 宇喜多秀家、大関高増、徳川家光 柳沢元政 | - |
兵役増強 | 最大兵力増加 | 10% | 15% | 20% | 兵糧収入減少 | 20% | 30% | 40% | 香宗我部親泰、島左近、島津歳久 伊達輝宗 | - |
謀攻主義 | 調略成功率上昇 | 5% | 10% | 20% | 最大兵力減少 | 10% | 20% | 35% | 宇喜多直家、斎藤道三、津軽為信 松永久秀 | - |
民役普請 | 災害被害回避率上昇 | 25% | 50% | 100% | 農村の石高減少 | 5 | 10 | 20 | 阿蘇惟種、大村純忠、蜂須賀家政 | - |
楽市奨励 | 金銭収入増加 | 15% | 25% | 50% | 最大兵力減少 | 15% | 25% | 40% | 今川氏真、六角定頼 | - |
辣腕統治 | 領内行動の集落掌握速度上昇 | 12% | 25% | 50% | 部隊の能力減少 | 5 | 7 | 10 | 朝倉孝景、以心崇伝、板倉勝重 大久保長安、小田氏治、島津日新斎 北条氏綱、三好長慶 | - |
糧食購入 | 腰兵糧日数増加 | 15 | 30 | 60 | 金銭収入減少 | 15% | 30% | 50% | 安東茂季、石川高信、宇山久兼 亀井茲矩、渋江内膳 | - |
練武練兵 | 部隊の能力上昇 | 2 | 4 | 10 | 金銭収入減少 | 10% | 20% | 40% | 鮭延秀綱、佐竹義重、塚原卜伝 保科正俊、宮本武蔵、村上武吉 柳生十兵衛、柳生宗厳、渡辺守綱 | - |
デメリットが「領内行動の掌握速度減少」のものは、資金に余裕が出る中盤以降は使いやすい。
すでに城が育っているし、「領内諸策」の石高増強・商業発展で掌握の代用ができる。
本作では奉行政策でより効果の高い「農村掌握」(村掟)・「市掌握」(御用商人)という具申もある。
また、本拠で行える「郡開発」はそもそもこのデメリットの影響を受けない。
これらの活用で実質的にデメリットを無視して利用できる。
領内諸策等で対応出来ない集落建設は影響を受けないのも◯。
更に言うと、序盤は序盤で郡掌握にかまけている暇がない場合が多いので、結果的にデメリットをあまり受けない事も。
なお、収入減少・兵力減少系のデメリットは勢力全体にかかる補正のため、こちらでは対応できない。
勢力が大きくなればなるほどデメリットがきつくなる。
特に金銭収入減少は厳しく、それら家宰を置くくらいならその金で奉行を任命して強力な政策を取ったほうが得になる事が多い。
一部の家宰特性については、一回限りの使い捨てという使い方ができる。
たとえば「資糧整備・優」だと腰兵糧が60日増加するかわりに兵糧収入が-50%となる。
これを考えなしに設定し続けると凄まじい兵糧不足に悩まされ、結局ほぼ意味がなくなってしまう。
そこで、出陣直前に任命し、全部隊の出陣完了後にすぐ解任する。
解任しても出陣済みの部隊の腰兵糧には影響しないため、腰兵糧が+60日された状態で兵糧収入は元通りとなる。
部隊が帰城するまでは腰兵糧が+60日された状態で行動することができる。
同じように「鬼神兵法・優」も部隊の全能力が+15されるかわりに全武将の忠誠が-8という凄まじいデメリットがある。
こちらは即時適用されるため、どうしても勝ちたい合戦の直前に設定すれば、全部隊の能力が+15される。
合戦終了後に解任すれば、実質的にデメリットを受けない。
とはいえ、忠誠が激減した分多くの武将が合戦ですぐ退却するようになるので注意が必要だが…。
「練武練兵」など合戦中に影響のないデメリットの家宰なら気兼ねなくこの使い方が出来る。
他、やや変則的な使い捨てとしては災害被害回避率上昇の家宰を災害が来る可能性がある5月~7月にのみ設定するというものが挙げられる。
再任命不可という仕様になっているのはこういった使い方の対策と思われる。
その点で見ても、近い内に吸収する予定の従属勢力なら気兼ねなく使い捨て出来るだろう。
「騎馬教練」・「鉄砲教練」はそれぞれ騎馬と鉄砲レベルを上げるかわりにもう一つのレベルを下げる効果。
騎馬特化・鉄砲特化でプレイする場合は実質的にほぼデメリットがない。
桶狭間シナリオまでの武田家は武田信繁が「騎馬教練・優」を持つうえ家老で最初から家宰に任命できる。
また、桶狭間シナリオ以降の鈴木家は鈴木重兼が「鉄砲教練・優」を持つうえ家老で最初から家宰に任命できる。
武田家・鈴木家は固有政策も相俟ってより特化運用しやすくなっている。
ただし、どちらの家宰特性も所持武将数が少ないのが難点。
「重農主義」と「重商主義」の両者は、メリット・デメリットが正反対になっている。
このため、外様家宰を利用することで完全に両者を相殺することが可能。
本命となるのは、両者のレベルが共に優の場合であり、この場合のみ農村・市が共に+20される。
条件は厳しいが(現実に可能なのは、家宰:丹羽長秀+外様家宰:長宗我部元親など)、家宰をノーリスクで使うことが可能な貴重な例である。
兵糧収入が減少する家宰への対抗策として、官吏主導を制定すると出てくる具申「糧米召上」が挙げられる。
糧米召上は金3000+労力2+日数45日を要するが、大規模遠征を行う時期には、これらの数値は誤差の範囲になるため問題ない。
他、補給拠点を上手く使えば兵糧減少をカバー出来る。
補給拠点に備蓄される「補給兵糧」は金銭収入に依存しているため、兵糧収入が下がっても影響がない。
それを利用して商業に特化した補給拠点を進軍経路に複数用意するなどして、そちらで兵糧を貰うようにすれば解決するのだ。
こちらは複数の補給拠点を用意しやすい「海賊輸送術」との相性が良い。
こういった対策抜きでも、終盤の長距離遠征ともなれば進軍と同様に帰還までの時間もかかる。
そのため、その間に補充が間に合う場合も少なくない。