勢力図

1556年3月

兄弟相克.jpg

シナリオ概要

パワーアップキットプレオーダー特典で選択可能のシナリオ。(ダウンロード版のみでパッケージ版には付属しない)
織田(弾正忠)家内の覇権争いが信長と信勝に絞られた状況で、織田家と織田信勝家に分裂している。
他には大内家が滅亡寸前だったり、武田家が拡大していたり、尾張統一から勢力図が変化している。
織田信勝家はこのシナリオ限定。

勢力別攻略

最上家

(難易度カスタム(基本は超級だが災害なし・敵の掌握速度は普通で設定)・寿命長寿・討死なし)
PKで超強力な固有政策と有用な名所をゲットした最上家。
相変わらず無能な義守と付き合わなくてはいけない年代。
義光が最も遠い信長元服が一番難易度が高そうだが、
信長元服は伊達の分裂や長尾が来るまで時間があるなどの点で実は楽。
尾張統一とこの年代はほぼ同じ状況だが、義光が来るまでの時間が短いので精神衛生上こちらの方が楽。
以下、早い年代での最上の長所。
・初期威信が高い上、役職での威信なので隠居しても引き継がれる
・威信の高さで初期金銭が豊富&制度改新も取りやすい(部将1人なので早期の身分上げを行いたいが)。
・周囲に弱小勢力が多く、伊達も抜けた強さはない。
・大名はともかく、天童兄弟や氏家親子は優秀。
余談だが、後者の年齢差より前者の年齢差の方が10以上大きい。

初手は長尾と同盟を狙って親善。
制度改新(弐じゃない方)も出来るだけ早めに取っていこう。
そして混乱の確保のため小野寺家へ。
上手く迎撃の兵を出させて合戦で倒し、天童兄の強攻で兵0落城させるのが理想。
大宝寺は長尾の防波堤にもなるので無視して大崎&葛西へ。
伊達の援軍ごと合戦で逐次倒していき、隙あらば利府城や米沢城にも攻撃だ。
その後は伊達を攻める。
連戦で兵や兵糧が不足しがちなので、制度改新による領主の移動と分割出陣を活かした少数兵の包囲をメインにする。
初期威信の高さから、伊達攻めの途中あたりで斯波は従属させられる。
大宝寺は筆者は従属させたが足枷になったので、伊達攻略後くらいに滅ぼす事を推奨。

伊達攻略後は長尾と同盟を結んで南下。
後の北条対策で武田とも同盟を目指して親善しておこう。
他、政治90の能弁持ちで高官位の伊達植宗は朝廷交渉で大活躍する(能弁持ちを追加で1人つければ1月15の上昇量で七ヶ月で官位が取れる)。
有用な奉行持ち共々早めに部将にしたい。
北は従属させられるようになり次第従属させる。
安東&蠣崎は関東進出前には従属可能(安東と蠣崎の同盟は延長されない)だが、南部は大分後になる。
蠣崎は家宰が非常に優秀なので吸収せず残そう。
浪岡も家宰が優秀だがこちらはほぼ確実に南部の攻撃で滅んでいる。
南では同じく家宰が非常に優秀な相馬は従属のまま置いておく。
岩城も従属で良いだろうが、他は進路上滅ぼしたほうが良い。
田村も優秀な家宰があるが進路上邪魔で外様枠も蠣崎&相馬で埋まるため、滅ぼして家老まで育てて自家で使わせよう。
他、二階堂家には伊達阿南がいるので二階堂盛義を解雇か処断して縁組すれば伊達を一門にできる。
ただし忠誠が高いので運次第。
立石寺のおかげで確率は上がっているはずで、筆者は無事登用出来た。
注意点としては、義守の正室にすると義光に隠居した際に一門から外れて忠誠にマイナス補正がかかること。

その後は佐竹や宇都宮を滅ぼして北条との対決になるが、PKの北条はそこまで強くないのであまり問題ないだろう。
太田やら長野やらの外様も含めた家宰効果でその内実は大分変わってくるが。
里見はほぼ確実に城累固守優の家宰を使っているので非常に固く厄介。
北条もまず里見は滅ぼせない。
里見は北条滅亡後あたりに従属されられるはずなのでそれで吸収待ちでいいだろう。

1560年になれば義光が来るので、凡将にはさっさと退陣してもらおう。
他に気をつける点としては、忠誠の低い武将が多いので初期金銭を活かして家宝をいくつか買っておくのがオススメ。
筆者のプレイの場合は伊達が9等級の家宝3つを買っていたのでおいしくいただけた。
おかげで晴宗の忠誠確保は少し大変だったが。
米沢城や黒川城への開発を兼ねた本拠移転も行いたいので、あまり無駄遣いするのも考えもの。
伊達を滅ぼして政治の高い武将を大量に得た後は商人町をどんどん作っていこう。
どうせ東北の奥地では後々兵を出すこともないのだし。

織田信長家

この作品の主人公といえる信長だが、このシナリオではいまだ家中を統一できていない
また、桶狭間イベントまで4年ほどあるので、桶狭間シナリオよりも難易度はいくらか上である
それでも配下武将たちのスペックの暴力で戦い抜くことができる

開始と同時に犬山城の空いている領地に適当な武将を入れ、那古野城・鳴海城に向けて8部隊以上で分割出陣を行う
この時信長を先行させ、ほかの部隊を時間差で進撃させるとどちらの城からも迎撃部隊が出てきてくれるので、合戦で撃破し城も簡単に落とせる
城を落とした後部隊を帰還させると間違いなく今川家が攻め込んでくるので、鳴海城を差し出して停戦することは可能である
が、せっかくなのでそのまま部隊を帰還させず、城上待機などを利用して今川領へ進軍する
こちらの兵力が少ないため、相手の迎撃部隊も最低限しか出陣してこないため、合戦を利用して威風小を起こす
すると安祥城・岡崎城が裸同然になるため、どちらもそれほど苦労せず落とすことができる

PKDL2織田信長1.jpg

その後は信長の固有特性である覇王を利用して相手部隊に接触しないように領地をどんどん削っていく
適当なところで今川家と停戦交渉を行えば領土返還で最長で30か月の停戦を行うことができる

そうすれば南をしばらく気にしなくて済むようになるので、美濃・伊勢・近江など好きなところに攻めていくことができる
さすがに武田の騎馬隊は怖いので、親善して同盟しておくほうがいいだろう、同盟の継続は向こうから打診してくることも多い

また、岡崎城まで取ってしまうと桶狭間イベントが発生しないため、どうしてもイベントを起こしたいなら安祥城までで我慢するのも一つの手ではある

織田信勝家

おすすめ勢力で難易度は星3(難しい)。
織田弟の家で、所領と兵数は信長と互角で信長領内の2つの国衆も最初は出陣不可。
しかし人材は雲泥の差で、信長の元には秀吉・滝川など38人に対し、こちらは柴田勝家と林秀貞だけのわずか3人。
また、信長は斎藤と婚姻同盟がある一方、こちらは同盟なし。
なお、弟の家でも織田家の固有政策は最初から発令可能。

(攻略例・上級・長寿・新武将なし・編集なし)
開始2か月で長良川の戦いが発生し斎藤道三が死亡して信長と斎藤の同盟が消滅、敵対する。
南の今川に臣従すれば敵は信長だけになり、基本的には今川の助力を得て対抗していくことになる。
もっとも、合戦をうまく活用すれば開始半年以内に自力で信長を滅ぼすことも可能。

PKDL2織田信勝1.jpg

信勝・柴田・林・郡代2の5部隊で東から清須城に進軍し、迎撃の信長を合戦の退き口破壊で撃破。
清須城の兵数500未満の状態で林に包囲開始させ、国衆を出して犬山城に進軍し迎撃部隊を合戦で撃破。
犬山城も兵数500未満の状態で包囲開始でき、しばらくすると出てくる国衆の蜂須賀を撃破。
城の兵数が500未満だと一切出陣しないので、そのまま包囲ループで信長を滅ぼせる。
信長は嫌悪で登用不可だが、秀吉・滝川などの主力級は意外と忠誠が低くほぼ全員登用できる。
なお、嫌悪の信長は解放すると周辺大名家に雇われることが多く、その大名家ごと従属吸収してしまえば配下に加わる。

信長滅亡で開始早々に「行動制限」が解除され、いつもは動かない三好や今川などが自由に行動し始める。
主家の今川は渡海して伊勢志摩から近畿を目指すので、鳥羽城を先に攻略して動きを封じておきたい。
秀吉・柴田・滝川+後ろに信勝で合戦すれば1000程度の兵数でも攻略可能。
鳥羽城を攻略できたらあとは有能な信長家臣団を活用してどんどん拡大していける。
美濃は武田も狙うので、小ネタの攻城予約を活用して極力城を取られないようにしたい。

PKDL2織田信勝2.jpg

13城に達すると今川から独立し同盟に切り替わるが、タイミングには注意が必要。
今川への従属で武田とも不可侵だが独立すると即時解消されるため、ある程度兵数がないと武田に攻撃されてしまう。
武田と同盟できれば、あとは西に進出していくだけ。
朝倉は早めに滅ぼして一族の誰かを昇進させ、朝倉の固有政策を発令できればその後の拡大が格段に楽になる。
後は実質的にイベントの発生しない織田家なので天下までまっしぐら、緑の織田木瓜紋で全国を染めるのは容易。

足利家

朽木谷城1城スタートの将軍家。
・・と思いきや開始と同時に「義輝還京」が発生して二条城が手に入り、三好と7年もの長期同盟を結ぶ。
威信の勢力目標のおかげで初期金銭が10万弱あるため、すぐに豊かな二条城に本拠移転も可能。
六角との同盟もあるため最初の敵は浅井・朝倉あたりになるが、浅井は朝倉の援軍を利用して威風小で一気に滅ぼせる。
朝倉は兵数は多いが朝倉家宰の「人海戦術」と義輝の「武家棟梁」が合わさって部隊能力が-20以上されるため弱い。
朝倉の固有政策を奉行で発令してから各勢力を滅ぼしていけば高い身分の配下をどんどん増やしていける。

三好家

おすすめ勢力で星1(簡単)。おそらく、このシナリオでは最も楽な勢力。
53年シナリオとの違いは開始早々に二条御所を没収されることだけであり、それ以外はほぼ変わらない
初手から石山御坊・雑賀城を攻略、それ以外の小勢力は従属でも侵攻でもお好みで
その後は六角→浅井→朝倉と進んでもよし、、山名・尼子・三村・浦上などを倒して中国地方へ進出してもよし
河野→毛利と戦ってもよしと自由度は非常に高い

また、一門の死亡イベントが61年から始まるが、ゲーム的に言えば安宅冬康を追放すれば回避できる

尼子家

1553年に続いてお勧め大名家だが、難易度は高め。(星1「簡単」と書いてあるが難易度は高い)
初期4城だが高田城は飛び地で役に立たない。
毛利との勢力差が決定的となっており新宮党事件で一門二人を失っている。
有能な本城常光は組頭、河副久盛は高田城の領主で戦力にできないのも痛い。

(攻略例・上級長寿)
乾坤一擲の大合戦を仕掛けるほかない。
津和野城は防衛設定で吉川元春がおり吉田郡山城だと陥落不可との判断で迎撃に出てくれないので狙うのは比叡尾山城一択。
開幕で国衆含め全軍を出し奴可の郡で合戦を仕掛ける(作木だと中央に鼓舞があるマップで難易度が高い)。
こちらは5部隊9千(国衆2部隊)、毛利は8部隊1万ほどで元就本人と小早川隆景がおり厳しい戦いとなる。

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このシナリオの尼子家に限った話ではないが不利局面の合戦では当主や忠誠の高い家臣で耐えつつの退き口狙いが効果的。
特に相手が大軍だと力任せに突っ込んでくることが多く間をすり抜けて狙いやすい。

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ちなみに上記画像の通り合戦に参加し損ねた部隊が2部隊おり、この2部隊がいると勝てないので合戦前の部隊数調整は気を付ける必要がある。
威風中で2城手に入り毛利のほとんどの城が動揺、吉田郡山城の兵力も激減するので時間はかかるものの包囲ループで落とせる。
後は内政とこちらの損耗を回復しつつ、動揺明けに威風小合戦を起こしながら拡大していけばよい。
動揺中は兵力の回復も遅くなるのでこれ以降の合戦は楽。

ただし毛利を滅ぼしたとしても元就は嫌悪で登用できず、息子たちも忠誠が高いので滅亡時登用に失敗しやすい。
どうしても手に入れたければ従属させる必要があるが、毛利は初期だと浦上・三村・河野、時間がたつと本願寺・足利と同盟し更新し続けるためなかなか従属させられない。
当主を交代するか、元就にこだわらないならセーブを取っておいて一度滅ぼしてみて、欲しい武将が登用に応じるパターンであれば滅ぼしても良いと思われる。

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1城まで減らし郡も極限まで削り、しばらく財政破綻状態にしたところ本願寺と足利の同盟は終了となった(この時点の毛利の収入は月130ほど)。

(追記)ver1.1.0で降伏勧告が実装されたので、上のようなめんどくさいことをせずとも大軍で囲んで降伏を迫れば武将が手に入ると思われます。

ついでに飛び地の高田城について。
そのままだと浦上が襲ってくるが開幕で制度改新弐を発令して防衛設定し、練兵場と櫓を二つずつ建てたところ毛利との大合戦が終わり、山名を攻めて城が連結するまで攻められなかった。
ただし当然序盤の資金と労力の多くを使うことになるので悩みどころ。
出力は高い城で初期状態でそこそこ掌握が進んでいるので守る価値はあるが、捨てて本拠の開発にリソースを注ぐのもありか。

基本的に尼子家は年代が下るほど難しくなるが、60年シナリオでは当主が寿命寸前な代わりに飛び地がない+山中鹿之介がいるので難易度的にはどっこいか。
動揺があるので無印より楽ではあるが、どうしても勝てないなら(尼子的にどうなんだという気もするが)PKで追加された「貢物」を使って毛利に城を献上し、従属して拡大するのもあり。
新宮党の二人には地味に固有セリフがあったりするので、尼子初心者(?)なら53年以前のシナリオで新宮党事件のイベントをオフにして遊ぶ方が楽しめるかもしれません。

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