勢力図

1572年12月

三方ヶ原の戦い.jpg

シナリオ概要

パワーアップキット追加シナリオ。
シナリオ名通り「三方ヶ原の戦い」が起こる直前で武田信玄が西上作戦を開始している。
第二次信長包囲網の状況下で足利義昭の決起も間近。
情勢としては東北では大浦家が独立、畿内では浅井と六角が滅亡寸前、中国・四国では毛利元就が死去している。
難易度上級以上の場合は秒で浅井・朝倉が滅亡し、そのまま足利家が滅亡して織田が近畿地方を制覇してしまいがち。
しかもなぜかこのシナリオは本能寺の変が起こりづらい。

勢力別攻略

蠣崎家

北の国から蠣崎家2023、史実シナリオでは「長篠設楽原の戦い」と並んで難易度が低め。
居城は掌握0の完全初期状態だが、蠣崎(松前)慶広は混乱持ちで人脈・能弁もある宿老と有能。
また、戦闘能力高めの長門広益がぎりぎり生きており長寿設定なら10年頑張ってくれる。
周囲の状況が良く、南の大浦(津軽)と浪岡がそれぞれ1城大名のため、「長篠」シナリオと並んで序盤の拡大が一番楽。
さらに安東と3年の長期同盟があるため、2家を攻略後は敵を南部だけに絞れる。

(攻略例・上級・長寿・新武将なし・編集なし)
開幕出陣で大名・慶広・国衆で浪岡を攻撃、能力は低いため簡単に攻略可能。
大浦攻略で配下に加わる大浦為信の忠誠用に金銭は郡開発以外一切使わず、目標は八等級家宝の金4500。
攻略後も南部は動かないことが多いし、出陣されても距離があるため帰還しての再出撃が間に合う。
つづいて大浦を攻撃、迎撃部隊を撃破すれば包囲ループで滅ぼせる。

大浦為信は片倉小十郎とほぼ同等の能力で戦法も同討のため最後まで大エースとして活躍してくれる。
加入時の忠誠はわずか3だが八等級家宝で6にできれば出奔されずに済むし、知略91のため流言も引抜もまず受けない。

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次は南部戦だが、武将が強いうえ三戸城は耐久6000と堅いため、郡同士の距離が遠いことを利用して兵糧攻め。
郡代の小部隊で複数方向から侵攻し、各部隊の前進後退で迎撃部隊を行ったり来たりさせる。
そのうちに兵糧が尽きて城の部隊が動けなくなるので、周囲の郡を制圧して本隊で3方向から城を囲めば包囲で陥落させられる。
三戸城さえ落とせば九戸城は距離が近いので包囲ループで簡単に攻略でき、南部を滅ぼせる。

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大浦・南部の武将が加わればあとは順調に拡大していける。
安東は同盟終了後に攻略、本拠が防衛拠点になっていたら攻城戦で城を傷まず確保したい。
次は伊達・最上同盟戦だが、まだ伊達政宗の登場前(81年元服)のためそこまで強くはない。
防衛拠点を設定してくれることも多いので、攻城戦で効率よく拡大していける。
続いて上杉か北条だが、上杉は78年1月に「御館の乱」で弱体化するため間に合えば便乗できる。
京を目指す蠣崎の戦いは続く。

武田家

ゲーム的に言えば西上作戦イベント後なのに岩村城をゲットできていない悲しい武田家
開始後すぐに信玄は寿命を迎えることになるが、北条家との同盟関係があり、背後をそれほど気にしなくてよい

まずは信玄が生きているうちに上杉家との合戦を行う。武田家でプレイするのであればほぼ初手はこれ一択だろう
また、木曽福島城を早めに防衛拠点に設定しておけば織田の攻勢は西と北が優先されるので、時間を稼ぐことができる

その後は上杉家にとどめを刺すなり徳川家に攻め込むなりすれば問題ない
徳川家を相手にすると織田から仲介が来るため、可能な限り威風合戦で領土を獲得していきたい
織田家に邪魔されるのが嫌な場合は適当なタイミングで威風合戦を行い、得られた城を返還して長期間の停戦を行えば良い
織田家が西に攻め始めたのを確認してから出撃すれば、相手をするのは2軍の部隊で済む

寿命が長寿・なし設定の場合にはとっとと隠居してしまえばゲームクリアまで信玄を使い続けることもできる

(別解・信玄の置き土産)
開始5か月後の73年5月に信玄が死去するが、それまでに織田・徳川と連戦することも可能。
チュートリアルで荷駄詰所と兵糧庫を建設しておき、本拠から信玄と真田昌幸の2部隊を出すと楽。
なお、上杉の初手はほぼ確実に畠山攻めなので妨害されない。

開幕出陣で木曽福島城を集結点に岩村城に向けて駿河以外から12部隊程度を出す。
73年1月の三方ヶ原の戦いで織田軍は一旦帰城するが、再度迎撃に出てきて2月後半あたりに12部隊が集まる。
特大戦場での威風強で岩村城・金山城・犬山城・那古野城が寝返り名所も2つ手に入る。

続いて信玄・昌幸の2部隊と駿河などの残留部隊で掛川城を目標にする。
三方ヶ原の戦いで二俣城が武田領のため信玄たちの部隊が問題なく移動でき、腰兵糧もぎりぎり足りる。
ちょうど8部隊で威風中を起こせ、掛川城西部で発生させると掛川城が寝返り浜松城も丸裸になる。

そのまま駿河などの残留部隊で浜松城攻撃中に5月を迎えて信玄が死去する。
勝頼と交替時点で20城となるうえ、駿河の部隊に山県昌景がいるため浜松城も簡単に落ちる。
織田・徳川の城が減ったうえ動揺もあるため、早期にかなりの優位を確保できる。

徳川家

(難易度カスタム(基本は超級だが災害なし・敵の掌握速度は普通で設定)・寿命長寿・討死なし)
開始一ヶ月でシナリオタイトルである三方ヶ原の戦いが発生し、PK追加武将の夏目さんは何もできずに消滅する。
長篠城も奪われるので事前に開幕で部隊を出撃させておこう(タイミングが遅いとイベントと同時に部隊が消滅することもある様子)
その少し後に信玄も亡くなる。
武田がかなり大きくはあるが徳川の強力な武将は言わずもがな。
織田とも強固な関係なのでそう難しい勢力ではない。
官位持ちで威信があるのに伴い初期資金は多めで、制度改新もすぐに取りに行けるのがGood。
初期の城主の顔ぶれは微妙だが、部将以上もそこそこいるので入れ替えるのにそう時間はかからない。

PK追加の鳥居忠吉はすぐ寿命(というか1572年5月没らしいので本来は死亡済)だが、寿命長寿にしていれば貴重な家老という事もありかなり役に立ってくれる。
家宰は商業を商人町に頼るスタイルなら顔グラ新調の石川数正が中々。
武田戦の途中あたりから使っていけるだろう。
奉行は序盤はよく使う政策の費用削減が主。
中盤以降に備え、織田伝持ちの徳姫の出世を急ぎたい。
今川伝の瀬名姫も悪くない。
徳川の固有政策は無印よりはマシになったもののあんまり強くないので格安のレベル1だけ取れば良いだろう。

戦略としては当面は武田相手になる。
威風中くらいの合戦を狙うなり、少数精鋭で敵を釣って撃破していくなりで削っていけば自ずと勝てる。
織田以外の同盟相手としては北条か上杉で筆者は北条にしたが、PKの北条は大幅に弱くなっているので結ばなくても平気かもしれない。
ちなみに長篠の戦いはイベント条件が緩く、阻止するにはイベント条件の武将を処断するか速攻で武田の城を2以下にする必要がある。
武田の名将をみすみす死なせるのは惜しいので何とか阻止したい。
相当急げば長篠までに武田の城を2以下にするのは可能だが難しい。
イベント条件の武将を1人捕らえて処断する(土屋昌続あたりが無難か)のが最も可能性は高いだろう。
最も、全体的に忠誠の高い武田の名将達が滅亡後に配下になるとは限らないし、彼等なしでも勝頼や昌幸だけでも十分ではあるが。

武田滅亡後は上杉・北条の同盟を結んでいない方を倒すか、織田へ向かうかの二択になるだろう。
元々忠誠が高い武将が多い上に忠誠上昇の名所・大樹寺まであるため婚姻破棄による忠誠の低下はそこまで気にする必要はない。
なお、PKは攻城戦の影響で織田の拡大が無印より遅い。
無印なら半年で終わるであろう浅井も3年程保ったりする。
圧倒的な速度とまでは行かないので、上杉や北条を倒す時間はある。
特に上杉は距離的に遠いのが難だが武将が強く、上杉伝が非常に強力なので見返りも大きい。

織田家

70年シナリオに続けて全国トップの武将数・兵力の織田家
外交面では浅井家・武田家と手切れ済みであり、開始後数か月で足利家とも同盟関係ではなくなる
それでも周辺勢力はこちらの兵力を警戒して出陣してくることはほぼないので、イベント関係をしっかりと確認しながら進めていけば問題はない

また、西上作戦後ではあるが岩村城は織田家所属、比叡山焼き討ち後ではあるが坂本城は足利家所属と所々不思議世界になっている

初手で伊賀上野城・小谷城・長島城を攻略するのは確定として余裕があれば武田家と合戦を行うのもいいだろう
飯田城南で威風大を発生させると上原城までの3城とおまけに二俣城が寝返り、武田家は完全におとなしくなる

その後は長篠の戦いを発生させないように武田家に攻め込んでもよいし、そのまま畿内を制圧してもよい
ただし、三木合戦イベントの条件は簡単に満たしてしまうので、それが嫌であれば荒木村重を追放してしまおう、竹中半兵衛を1579年までは使っていけるようになる

浅井家

滅亡直前の年代なので城は小谷1城のみ。
「まぁ織田に臣従すれば楽勝だろう」そう思って交渉画面を開くとそこには「裏切り者を恨んでいる」の文字が。
停戦もやっぱり不可。
小谷城で籠もるのは無理と見て移転しようにも候補は建部山城くらいで、どうせ織田はすぐにそこまでやってくる。
武将は量質共にまだ強いが、状況は絶望的としか言いようがない。
この状況を脱し、長政の望む天下を手中に収める事は出来るか?
ちなみに隠居しても織田は許してくれず、「裏切り者を恨んでいる」のままである。

(攻略例・上級・長寿・新武将なし・編集なし)
解説のとおり有能な武将が多く、攻城戦可能状態で篭もっている分には後回しにされ、序盤は全く攻撃されない。
しかも井楼や工作兵陣所など優れた設備持ちが多いため、籠城戦の撃退も容易だったりする。
しかし、織田が攻めてくるころには周囲は完全に織田一色になっているため詰んでいることに変わりはない。
そこで序盤から乾坤一擲の織田戦に挑む。

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とりあえず降伏常習犯の稲葉一鉄の大垣城を攻略。
開幕出陣で迎撃部隊を撃破して包囲していれば降伏し、直談で城主に据え置けて城もあまり傷まない。
たいてい4月くらいまでかかり、その頃には武田が姉小路を攻撃して信長らが援軍に出陣しているため、しばらく攻撃されない。
武田は徳川の掛川城を最初の標的にする場合もあり、その場合は大垣城を中継点に無理矢理目標にして目標を変えさせよう。

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信長といえども武田軍を相手にすると甚大な損害を被り、一時的に岐阜城の兵力が激減する。
その隙に岐阜城の郡を制圧し、攻城戦可能なギリギリの兵力まで回復させて岐阜城攻略戦に挑む。
たまに迎撃の単独部隊が来るので撃破しつつ状況を整える。
朝倉から援軍をもらっておいた方が良い。

ただし岐阜城は山城のうえ一方向からしか攻撃できないので施設配置次第では攻略不可能。
具体的には城門前の一本道にねねが工作兵陣所を設置していると無理。

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攻略できたパターンで、小荷駄→櫓だったので城門破壊までは難しくない。
ただし南に砲台があり、忘れた頃に発動されて特大ダメージを受ける。
また、この配置だと本丸の信長に陣太鼓2つ+陣幕で攻撃100防御30の補正がかかり、新生発動で攻撃230防御170と鬼畜な強さに。
混乱と撹乱を活用しギリギリで勝利できた。

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勝利して岐阜城を攻略し、威風で城も手に入り5城となった。
織田のほぼ全城が動揺状態なのでしばらくは安全。
7月頃には三木合戦も発生して織田の摂津3城が荒木家になるため、織田は13城程度となる。
郡上八幡城の安藤守就も包囲で降伏し3城だけ動揺していない状況を利用し威風小で尾張南部の城と熱田神宮も手に入る。

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織田は最終的に飛び地の信貴山城に逃げ込む。
先に朝倉を滅ぼして奉行で固有政策LV2以上を発令後にトドメを刺すと大量の名将が高い身分のまま加入するのでオススメ。
ただし信長は長政を恨んでいるため登用はできない。

なお、武田・上杉・毛利あたりの外交姿勢が軒並み悪く、特に武田は隙を見せると攻撃してくる。
徳川と同盟しておいて定期的に援軍で武田領を攻撃させると良い牽制になる。
また、この状況でも長篠の戦いの条件を満たすため発生するが、発生後は名将が大量にいなくなり脅威度は大きく落ちる。

足利家

焼き討ちされた延暦寺もなぜか支配下で健在、坂本城も自領のままで4城を支配する将軍家。
武将はほぼ全員文官系で、まともに戦えるのは細川藤孝だけのうえ、戦法が足止なので合戦は苦手。
織田・六角・本願寺・一色・赤松と同盟勢力は多い。
征夷大将軍で威信が1500超えのため、勢力目標報酬で初期金銭が10万ある。

開始わずか2か月で「信長・義昭の確執」が発生し織田と手切となる一方、武田・三好・松永と36か月同盟を結ぶ。
さらに仮想イベント「光秀の決断」が発生し明智光秀たちが配下に加入する。
敵対後の織田と友好的な関係を結ぶことはまず不可能で、19城の織田の攻勢をいかに凌ぐかが攻略のポイントとなる。

(攻略例・上級・長寿・新武将なし・編集なし)
開始2か月で敵対し準備期間がほとんどないため、開幕から織田と交戦しても勝ち目は皆無。
明智光秀たちが加入しても焼け石に水程度にしかならない。
人脈持ちが多いため、遠国登用も活用して戦える武将を増やしていきたい。
開始翌年に近江で牢人として登場する大谷吉継はなんとか遠国登用したいところ。

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外交の停戦交渉を活用して時間を稼ぎ、その間に勢力を拡大し武将を補強していくことになる。
停戦はこちらが攻撃側の方が条件が緩くなりやすいため、小部隊で交戦状態にして交渉すると楽。
必ず要求される同盟破棄で全武将の忠誠が半年間-5されるため、豊富な金銭で家宝は買い集めておこう。
なお、最初から従属可能の六角を従属させておくと停戦中は織田と六角も不可侵となり織田が西進できなくなる。
この状態で時間経過すると、イベントで荒木が織田の摂津3城で独立し、荒木・別所・赤松とも同盟を結ぶ。

織田の目標は浅井・朝倉になるので先手を取ってこちらも両家を攻略していこう。
特に浅井は長政のほかPKで強化された藤堂高虎など武将が充実しているため必ず武将を確保したい。
戦闘では足利義昭の限定特性「武家棟梁」が範囲内の敵部隊の全能力-20%と非常に強力。

両家を滅ぼしたあたりで停戦が終了するため、再び停戦交渉で停戦しよう。
またも同盟破棄を要求されて忠誠が辛いことになるので、家宝や威風でなんとか忠誠を補おう。
ただし周辺勢力で威風発生可能な相手は同盟国の荒木と三好くらいなので、タイミングを考えて破棄して威風を起こしたい。

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2回目の停戦終了時点で、3回目は交渉自体を拒否されてしまうため、ここで織田と開戦となる。
織田信長の岐阜城が兵力15000以上になっており全軍で出陣してもまともに威風を起こせない。
東の武田に援軍要請し、信長隊をそちらに出陣させれば何とか威風中程度は起こせる。
一度威風を起こすことさえできればあとは動揺状態を活用して有利に攻略していくことができる。
足利家は役職授与でいくらでも同盟を増やせるので武田のほか上杉・徳川・毛利などは同盟しておこう。

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織田を1城まで追い込めば仮想イベント「幕府中興の祖」が発生し嫌悪の信長を含む全武将が加入する。
加入人数が多いので、朝倉を滅ぼした時点から朝倉一族の誰かを最優先で昇進させて奉行に任命しておきたい。
朝倉の固有政策「英林壁書」は加入した武将の身分低下を軽減・Lv3で無効にする。
仮想イベント発生時点でLv2にできていれば信長・信忠が家老で加入するほか、大量に即戦力の身分となってくれる。

島津家

先にお勧めされていた桶狭間シナリオと比べて
日新斎・貴久が死亡し武将数は4名減・威信は約200ダウン・領土と兵数は全く同じ
と武将のスペックから考えると少し残念な島津家

それでも周囲の状況も変わっていないので、やることは桶狭間シナリオと全く変わらない
むしろ毛利が北九州まで勢力を伸ばしており、早めに同盟を結んでおけば九州統一までは早くなるかもしれない

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