難易度上級以上では攻略の終盤になると天下を二分した状況となり、巨大勢力との最終決戦の状況となる場合がある。
「関ヶ原の戦い」で東軍が勝利した場合・「大坂の陣」では100城を超える徳川家が相手となる。
また、「夢幻の如く」などでも100城前後の豊臣家、「群雄繚乱」でも織田・伊達・上杉あたりが相手となる場合が多い。
最終決戦も大きく2種類に分かれ、拮抗していて自勢力が動かない限り敵勢力も動かない状況は難易度が低め。
一方、勢力差が大きく自勢力が動かなくても敵勢力が出陣してくる状況は難易度が上がる。
なお、年代の早いシナリオでは難易度上級以上でも基本的に最終決戦の状況とならず、多くて30城程度の勢力を討伐して回ることになる。
この場合は自勢力の規模に応じて外交を活用して交戦相手を調整すれば問題なくクリアできる。
以下では、「大坂の陣」シナリオでの伊達家(難易度上級・長寿・編集なし・新武将)での徳川戦を一例に、終盤戦のコツについて記述する。
こちらは領土拡大完了時点では内政も従属吸収も完了していないが、徳川は最初から巨大勢力で武将も多いため開発が進んでいる。
また、後述の「高家の誉れ」活用のために官位・役職を上げて威信を高めるのも重要なため、開戦前に内政期間が必須。
・石高増加・商業投資を活用。
・本拠軍団は城下方針「進軍」で建設。
・政策「裁量権委譲」をレベル2以上にすれば城下方針での建設速度が速くなる。
・合戦用部隊の城は政策と併せて最低でも腰兵糧200日以上は用意したい。
・官位・役職上げは時間がかかるため、親善用武将の城に「能弁」持ちを集めて効率を上げたい。
PKでは「伝馬制」のおかげで軍団の必要性は下がったが、それでも東日本の勢力は商業の高い城が多い東北北部が範囲外になりやすい。
統治範囲外の後方地域に商業用軍団を結成しておくと金銭収入に余裕が出て政策を増やせる。
また、軍団方針を「支援」にしておけば前線の城への兵数・兵糧輸送具申で援護してくれる。
・制度改新
すでに最大レベルと思われる。
・小荷駄隊配備
最低でもLV4以上は必須。
長期遠征が攻略の最重要ポイントとなる。
・城郭普請
最低でもLV4以上は必須。
LV3で山城の城門が「石落とし門」、LV4で平城の城門が「投焙烙門」に強化され威力が激増する。
また、城の耐久増加に伴って城門の耐久も増える。
防衛拠点での籠城戦で敵を撃退する難易度が大きく下がり、特に山城は難攻不落と化す場合が多い。
・母衣衆結成
LV5で本拠部隊の攻撃+20となり合戦への影響が大きい。
・湯治療法、海上輸送
2以上にしておきたい。
威風で寝返った城の態勢が整うのが早くなる。
・寺社寄進、南蛮交易
威風以外にも城攻めをするので、1日でも早く城を落とせるようにしたい。
東日本の勢力では南蛮交易をほぼ発令できないのが辛いところ。
合戦での威風が攻略の柱となる。
本拠を含む8~10城程度に合戦に連れて行きたい武将を厳選して配置する。
それ以外の城の部隊はほとんど出陣させない。
最終決戦は基本的に合戦用精鋭部隊で威風大を連発し城を大量に寝返らせていくことになる。
威風の効果として、範囲内の敵部隊は合戦に参加していなくても消滅(帰城)させることができる。
ただし消滅した部隊は帰城扱いなので兵数の回復は速い。
一方、威風の範囲外の敵部隊は消滅せず、その後の挙動は状況に応じて①全軍退却②進軍続行の2パターンに分かれる。
①複数の城が寝返った結果、消滅しなかった敵部隊の目標の城と敵勢力の隣接が断たれた場合、進軍不能となって全軍退却する。
②また、残存部隊では目標の城を攻略不可能と判断した場合も全軍退却する。
終盤の巨大勢力戦以外は基本的に合戦後の残存部隊は退却していく。
ただし、自勢力への攻撃部隊がない状態になるので、敵勢力が優勢な場合は間もなく改めて出陣されることが多い。
防ぐには先手を取って新たな城を攻撃目標にすれば良い。
威風発生後も目標の城と敵勢力が隣接し、かつ、残存部隊で目標城を攻略可能と判断した場合は進軍を続行する。
この場合、他の隣接城にも攻撃部隊を振り分け直し、多面攻撃してくることが多い。
多数の城に陥落不可能な小規模部隊を振り分けて嫌がらせの多面攻撃を仕掛けてきたりする。
ただし、すでに「攻撃部隊」が出陣済みなので基本的に追加部隊は出さない。
目標にされた全城への攻撃部隊を退けた時点で、敵勢力が優勢な場合は改めて出陣してくる。
・防衛部隊が集結するのを待てば威風の範囲内にほとんどの敵部隊が収まり消滅するため、進軍続行されにくくなる。
・威風で目標の城以外にどの城が寝返るのかを考え、威風後に敵勢力の隣接を断てる城を目標にする。